いつも左右の肩の高さがおかしいと、からかい半分に言われてきた。
背骨が曲がっているということは「心も曲がっているのだ」と、
沖ヨガのえらいさんに指摘されたこともある。
「あんたは日本人離れした手足の長さを持っている」
「すらっとしていて、ツィッギーのよう」
「バービー人形みたい」
こういうセリフをシャワーのごとく浴びたのは、小学校高学年。
それだけに、中学校一年生の二学期に急激に身長が伸びた結果、
背骨がぐにゃりとS字型に曲がってしまったのは、悔しかった。
体育の教師に指摘され、整形外科の門をくぐった時は、すでに遅かった。
「どうしてもっと早く診察に来なかったの?
せめてあと一年早かったら、手術が可能だったのに」
服を着ていればパッと見はわからないし、日常生活は出来るから、
側湾症は軽くみられがちなのだが、いやいや、精神面の他、腰や膝に多大の影響を与える。
最近、肩の高さが均等なので「側腕症が治ったか?」と淡い期待を寄せたが、身体の他
の部分が身体の歪みをカバーしていたとわかった。
側湾症は治らない。
昨日、その方面のHPをのぞきまくり、遂にはこの病の治療では先進国であるアメリカの
サイトにアクセスし、辞書とくびったけで翻訳して、はっきりとあった。
「側湾症は治りません」と。
そっか。
果てない夢を見た。
ただ、一世を風靡した美人女優リズ・テイラーも側湾症だったらしい。
ちゅうことは、背骨の歪みなど、しぐさや動作で、ある程度までおぎなえると言うことですね。
少し、心を持ち直した。