親業卒業と田植え

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娘が結婚したことで、ホンマのホンマ、親としてのつとめは終わった。

さしづめ、「親業」卒業。

一般には子が自立した時点でそう言うのだろうけれど、我家は一人娘なの
で、そのぶん娘に対する態度も甘くなるわけだ。

親業卒業を記念に私自身も変わっていこう。
仕事も含め生活を良い意味で縮小させていくのだ。
そのための具体的なプランは幾つかある。

写真は、田植えを待つ近所の田。
水が引かれ、後は苗を植えるばかり。

田植えとくれば、かつては家族はもちろん親戚まで動員しての「手作業」。
時にヒルに噛み付かれながら、膝から下を泥まみれにして皆で働いた後、
ほおばったおにぎりは最高で、どんなに豪勢なもてなし料理より美味しく
感じられたものだ。

現在では、田植えは機械化され、一人でも出来るようになった。
労力と手伝ってくれる人への気遣いを考えたら、こちらの方が楽かも知れ
ない。

私も、これから、自分の中の田に苗を植え付けよう。