学歴フィルターにとらわれず、自分軸で人生を。

(注)12月11日に書いた記事。

 

就職サイトのマイナビが就活中の学生に対し、
「大◯◯以下云々」
とタイトルをつけたメールを誤送信し、
「これって学歴フィルターによる就活生差別じゃないの?」
との声があがっている。
マイナビは頑なに否定。当然だ。人権問題に発展するもの。


もっとも、こういう問題がおこるたび、大した経歴もなく業界の最先端にして最末端の位置でうごめいている私などは、
「それが差別ととらえられるくらい気になるなら、高卒だとか大卒だとか、あるいはどこの学校を卒業したとか、そんなことが問題にならない世界に行ったらいいのに」
と感じてしまう。
ワイワイ言ったって、学歴や学校別による様々な選別なり足切りなりは昔からあってしぶとく残り続けているのだから、今さら状況が変わるはずはないしね。
ならば、自分の腕やセンス、特技をいかせるところで勝負しようじゃないの!


例えば、経験とそこから培ったカンが欠かせない職人の世界。
例えば、持って生まれた才能や運を引き寄せるオーラも関係してくる芸人ないし芸術家の世界。
例えば、出した結果を公正な物差しである「数字」で評価される営業もしくは販売の世界。
例えば、一律な国家試験にパスしないと就くことが不可能な、「△△師」「□□士」の世界。
他にもあるだろう(ただし、師業や士業の場合、その社会内での学閥はないことはないかも)。


かつて、当時は創立数年しか経っておらず、したがって知名度も偏差値も高くなかった大学で職員をしていた知人が、こう嘆いていた。
「(就活の)最初から諦めている学生が多い。うちみたいな大学じゃイイところ入れないと」。
ふうむ、、、。そのような人は親もろとも「有名企業に就職して高収入を得る=幸福」の図式が出来上がってしまっているんだね。
そこに甘んじてしまうのも人生だが、せっかく生まれてきたのだ。自分軸で自分の道を開いていこうよ!