ひどい話ではある。
ライフ新大阪店で九州産鶏のデモを担当した昨日の昼休み、いつ
ものように明日(すなわち今日)お世話になる店舗へ、挨拶をかねた
前日確認の電話をかけた。
意外や、店舗担当者は「そのデモは中止になっているはずですがね
え」と答えた。
「特招会なんで、マネキンさんがたくさんお見えになります。これ
以上来られては……とメーカーさんに断ったんです。なのに、おた
くが明日売るとされている商品はたくさん入荷してきているんです。これって、どうなっているんですか?」
派遣会社を通してメーカーに確認してもらったところ、やはり店舗
側とメーカーとの話し合いで、デモは中止になっていたらしい。
それが、何らかの手違いで、実際にデモンストレーションをする私
に連絡がついていなかったのだ。
同じ店内でハムを担当していた、別の派遣会社のマネキンに愚痴を
こぼした。
「明日は他の派遣会社からも仕事の打診があったのに、それを断っ
て日をあけていたんですよ」
「ああ、私にもありましたよ、似たようなこと。困るんですよねえ。こちらは生活していかないといけないのに」
もっとも、考えようによっては、よかったかも知れない。
根をつめる創味食品の仕事が続いたあとの、昨日のメーカー営業と
ペアを組んだ仕事。
けっこう身体にこたえたとみえ、夕方には腰が痛み出した。
この状態で、今日に仕事(冷ラーメン担当だったので鍋を持参する)をしていたら?
明日も明後日も仕事が入っている折り、今日一日休むのと休まな
いのとでは、身体へのダメージは大きく違ったはずだ。
「休みなさい」と、天が助け舟を出してくれたのだろう。
そのぶん、収入は減るけれど。
写真は、この21日にJR二条駅近くにある三条商店街内にあるギャ
ラリー「幹さん」で、展示されていた、キャップアート。
アルミのボトルキャップの中に、粘土で「自分の世界」を創ってい
る。
作者は山本めぐみさん(作品と実名を公表してもよいと許可を頂いている)。
「もともとは粘土で人形を作っていたんです。ある時、この小さい
スペースに何かを表現してみたくなって。限られた空間だからこそ、浮かぶ発想もあるんじゃないかと」
嬉しいことに、このキャップアートは底に磁石がついていて、マグ
ネットとして使うことが出来る。
今日はこれをぼーっと眺め、ほっこりした。