喉出血。プロになりきれなくても、気を緩めたいんだよお。

昨日の土曜日と今日の日曜日は、大阪の吹田で仕事。

土曜日。
腰痛に加え、風邪もぶり返したようだ。
身体がかったるい。
熱は出ていないんだが、ヤバいなあ。
そもそも、仕事日に病気になるということ自体が問題。
はっきり言って現場に立つ資格がない。
だって、例えば、電車内を巡回する車掌が、熱で潤んだ眼をしていたり、鼻をグジュグジュ言わせていたら、乗客の一人として、どんな気になる?
同じことが、私たちデモンストレーターにも言えるのだ。

と、イッセツぶったところで、ああ!

今日、日曜日の仕事中、とつぜん声がかすれて、ずんずん出なくなり、それでも
「引き受けた仕事だから」
と、痛みを我慢して声を出し続けていたら(声を出すのも私たちデモンストレーターの仕事の一つ)、あーん、夕方、唾液に血液の味が混じったよお。

喉から出血したのだ。
この仕事、15年目にして、これで3度目。
デモンストレーターにとって大切な喉。
ヒリヒリと痛いよお。

前回と二回目は、我が家がいろいろと大変な時期で、私も無理に無理を重ねていたから、まあ、身体に負担をかけていたからなのだなあと、振り返ってみれば納得するが、娘も巣立ち、夫婦二人きりになって生活も縮小している現在では、それは通用しない。

だったら、何故?

考えられうるのは、
一つ、親の責任を果たし、孫も生まれ、気が緩んでいること。
二つ、その気の緩みと加齢で、免疫力が落ちていること。

でもさあ、、、。

ここからは、言い訳めいてくる。

私、自営家庭ならではの多額の負債もあり、家庭が迷走していたあの頃は、年中無休で、昼も夜も働いたよ。
結果、知ったのだ。
疲労と言う名の服を着ている」段階なら、まだ良い。
疲労が皮膚の一部になっている」段階になったら、キケンだと。

そういうことを、当時は流行っていた某MLに投稿したら、専業主婦の一人に
「借金なんて、何よ。大したことじゃない。皆、いろいろなものを抱えて生きているのよ。あなた、自分一人が苦労しているなんて思わないで」
と返され、とても傷ついた。

今回も同じようなセリフを、ある人に言われた。

「病気になるなんて、仕事をする気がない証拠。なぜなら、体調管理も仕事のうち。熱が出ようがお腹が痛くなろうが、コントロールしなければ、プロフェッショナルとは言えない。それが出来ないのは、心身共にたるんでんねん」。

正論。
それだけに、こちらは何とも言えない。

もっとも、こういう正論が、過労死を生み出す一因ともなっているかもなあ。

話は、やや逸れるが、来月に還暦を迎える私、少しは
気を緩めたいんだよお。
それが、本音。