焼肉のデモンストレーションは立て替え金が大変

焼肉づいているのか。
昨日の午後、ラベンダーの香りも爽やかな塩風呂でくつろいでいたら、とつじょ居間に置いてある携帯が鳴り始めたのが聞こえ、すわ緊急事態かと浴室から飛び出して電話をとれば、なーんだ、派遣会社からの仕事依頼だった。日にちが明日と迫っていたので、メールではなく電話で打診してきたのだ。
場所は大阪北部。担当は焼肉のタレだと言う。

「はあ、焼肉ですか、、、」
思わずこう返してしまったのには、わけがある。
一昨日、昼食時に別の派遣会社からかかってきた電話も、似たような内容だったからだ(ただ、こちらの担当はタレではなく焼肉にする肉そのものだったけれど。場所は京都市近郊の小都市)。
きっと、メーカーや店舗は、
「梅雨も明けて暑さ本番となりました。夏バテ対策にとまんどん肉を食べましょう」
と、こういう思惑で焼肉のデモを一時的に増やしているのだろう。

まあ、どちらの案件も現場は遠くないし難しい業務でもないが、私は両方ともお断りした、、、共にクレジットカードが使えないんだもの。
焼肉は、タレはもちろん肉もこちらが立て替えるため、一時的なお金はすごくかかる。クレジットカードを持っているからこそ引き受けることか出来る私みたいなデモンストレーター、実は多いのではないか。

「立て替え金なら戻ってくるでしょ? いっときすごくお金がいってもいいんじゃない?」と、問われるあなた。
正解です。日数の長短はあれど、必ず戻ってきます。
戻ってくるけれど、それはすぐにではない。
メーカーやエージェンシー、派遣会社の「締め日」と「支払い日」との関連によっては、ギャラ支払い日は二ヶ月後のこともある。

お金にしんどい思いをしている時は、立て替え金がハンパでない焼肉のデモはご遠慮。
こう願いたいのが、本音である。