細く、長く、しぶとく生きよう

昨日、一日だけ休み、今日から二連勤。
どちらの現場も遠方。

働き方、ひいては仕事の受け方を、本気で検討せねばならない。
この土日は、グリル鍋と炊飯器の両方を持参するカレーライスのデモ。
荷物の運搬が、心底こたえた。
もう荷物が複数必要な仕事は無理だな。
遠方の現場も連続で請け負うのはやめよう。

何より、「三日働いて、四日休む」。これを基本にしよう。ワーキングデイは月に十二日。
この日数から得られるギャラの範囲内で生活しょう。

日曜日の現場で、私がデモンストレーターになった頃から顔見知りの同業者に、久方ぶりに会った。
年齢は私より七歳か八歳ほど上か。
彼女の勤務日は、だいたい月に十日から十二日。どんなに多くても十四日だとか。
「幸い、私はメーカー指名の仕事がほとんどなんで、予定は途切れることなく埋まるんだけれどね」。
そして、
「月に十六日は、あんた、働き過ぎやわ。仮に近場の現場ばかりだとしても、そらキツい。身体、やられるワ。今はどうにか無理がきくとしても、ここはセーブして力を蓄えといて、細く長く続ける方が賢いんちゃうか」
そうだよね。私も思う。

ネット新聞で読んだことがある。
病院の正職員として定年を全うした某男性の年金は、一ヶ月に十一万円。家賃や光熱費を払うととても生活していけないので、さまざまなアルバイトをこなしているそうな。
こんなケースは、これからの世、決して他人事ではないはずだ。
そんな時、月にただの数日でも働いて、ただの数万円でも得ることが出来たら、心強いよね。

細く、長く、さらに、しぶとく生きていこう。