共働き家庭と野菜ジュース

昨日は果汁入り野菜ジュースのデモ。
デビューしたばかりで、商品自体は知名度もないのに、よく試飲が出て、よく売れた。
購入者の属性は広範囲にわたるが、昨日の店に限れば、小さい子どもを持つ若いお母さんが、「朝、子どもに野菜をとらせたくて」と、カゴに商品を入れるケースが目立った。

「トーストに牛乳、ゆで卵かハム、とこうきたら、次は野菜となるんでしょうけれど、これがなかなか」
と、小学校にあがっていない子ども二人を連れた三十代のお母さんが私に言った。
「私もパートだけれど働いていますから、朝は本当にせわしく、サラダを作ることが出来ません。だから、せめて野菜ジュースをと思い、主人にも子どもたちにも飲ませています」。

ああ、わかるわかる。私もずっと共働きだったから。
洗濯機をまわしながら朝の準備をして、起きてきた旦那と子どもに食べさせ、旦那を送り出し、子どもを保育園のバス停まで連れて行って帰って、洗濯物を干して、朝食の後片付けをしたら、今度は自分が出勤する番。毎朝こんな感じで、本当に一息つくまもないんだよね。

それに、子どもって、個人差はあるんだろが、一般に食べるスピードが遅い。
時には、食べながら遊ぶ、すなわち「遊び食べ」なんかして!(時間に追われるこちらの気も知らずして)。

「サラダなんて、レタスをちぎってプチトマトを飾ってドレッシングをかけたら完成やないの。すぐ作れるでしょ」
とおっしゃるあなた。
その通り。
ただ、さきほどものべた子どもの食べる時間や、食べたあとの食器を洗う時間を考えたら、そりゃ紙ケースにストローをさして飲んでそのまま捨てられる野菜ジュースは優れものだわなあ。

共働き家庭の増加と野菜ジュース人気。
相関関係がありそうだ。