年末年始に休めない人

この仕事を始めた最初の3年間。家計が大変だった私は、盆はもちろん、正月も働いていた、、、1円でも多く稼ぎたかった上に、年末年始の特別手当が欲しくて。
一人娘は、まだ大学生。
「音楽教師になりたい」と、小学生の頃から夢み、努力して、それに合う某大学の教育学部のコースに現役合格。何としても、希望を叶えてあげたかった。

2年目だったかな。
湖北の長浜にヨーグルトのデモンストレーションで赴いたところ、腰までつかるほど雪が積もっており、それを掻き分けながら、現場に。
現場も寒くて寒くて震えが止まらず、鼻水と共にポロポロ涙がこぼれた。

こういう話を公にすると、「暗い話をするな」と言う輩が必ずいたねえ、、、敢えてどこのサイトか明かさないが。
しかも、そういう批判をしたある専業主婦。
数週間後に、
シンガポールに旅行してきましたぁ」
と、投稿したものだ。
おまけに、そこの管理人、その主婦を褒め、暗い(?)投稿した私を個人メールで批判したのね。
即座にそのサイトを抜けた。

まあ、専業主婦には専業主婦の、兼業主婦には兼業主婦の悩みがあるんだけれど、そういうのを差し引いても、これって無神経なコメントだよなあと、個人的に感じる。

と言うより、人が人の立場を理解することには限界があるのかな。
介護にしろ、病気にしろ、親子関係にしろ、それを味わったことがない人にはわからない部分が絶対にあると思う。
これを知っているだけでも、、、コメント内容は違っていたかも。
まあ、これは、私にも言えること。

今日、ユニクロに冬用のスウェットを買いに行った時(これも14年ぶりの買い替え)、ユニクロの店員さんを始め、たくさんの警備の方々とお会いし、ふと思い出した。

皆さん。年末年始に休めない人の心中も察してあげてね。
確かに、かつての私みたいに、自ら望んで仕事に出ている人もいる。
それでも、娘の教育費と言う目標があったぶん、ポジティブだったと思う。
そうではなくて、、、真実、、、。
うまく言えないんだが。

みんな幸せになりたくて生きている。
そこのところは同じだよね。