体型の見直し。下着の見直し。生活の見直し。

別に自慢するわけではないけれど、私はブラジャーやガードルなどのボディメーク用品にはこだわるし、そこそこお金もかけていると思う。
なぜなら、ボディメーク用品が健康に与える影響を身を持って知っているため、多少フトコロは痛くなっても質の良いものを身に付けたいと望んでいるからである。

プラス、「加齢と共にたるんできた肉を何とかする点においては、体重に関係なく、全員がダイエットをしなければならない」状況におかれている我々アラカンの人間にとっては、ボディメーク用品いかんで、上に着るスーツやワンピースやシャツやパンツの見かけが左右される可能性が高い。
ブラジャーやガードルを気にしてソンはないのだよ。

「こんなカオとカラダになってしもうたんやなあ、、、」。
髪を梳かす時、化粧をする時、風呂で身体を洗う時、ジーンズに足を入れる時、イヤでもこう意識させられ、程度の差こそあれ落ち込む人は、我々の世代には多いのではないか。
加齢と共に肉はたるみ、たるんだ肉は下に下にと落ち、二重瞼の幅を狭くしたり、顎のラインをぼやけさせたり、下腹部をだぶつかせたりする。
身体の最下部にある足も、サイズが大きくなるね。

「まあ、生理的なことには逆らえませんよね」。
今回、ガードルを買い換えるにあたって適切なアドバイスをくれた販売員は私に語った。
「でも、人って変わっていくもんですからねえ、、、置かれた立場も取り巻く環境も。だから、例えば、保険だって、家族が増えたり減ったり、仕事を変えたり、マイホームを購入したり、、、など、その時々で見直しますよね。体型も同じなんです。定期的にきちんと測る。そして、現実にできる対応策を考える。ボディメークも含めた下着の見直しも、対応策の中に入りますね」。
彼女によれば、アラカンにはアラカンのダイエット法やエクササイズ法があるとのこと。
だとしたら、鏡に写る我が「たるみ肉」にむやみに嘆息しなくても、むしろ、それこそ体型も視野に入れた生活の「見直し」ととらえても良いはずだ。