酒と田舎料理と活字があったなら

三日間の休暇の後、明日からまた三日連続で現場に。

大掃除、衣替え、DV鑑賞などなど、特にガラス磨きも含めた大掃除は絶対にしたかったのだが、いかんせん、風邪が完治していない身(異様に回復に長くかかっている。もう1ヶ月半以上も病んでいるか?)。
ただ、ダラダラと本を読み、ダラダラとものを書き、ダラダラと山菜料理を作る日々で終わってしまった(山菜は市販の水煮を利用。元気なら、実際に山に採りに行く)。

それでも、まあ、幸せなことではある。
土と草と風のエキスを含んだワラビやフキ、タケノコを肴に、低アルコールの酒をチビチビやりつつ、大好きな活字に囲まれているのは。
このGW、家族でヨーロッパに旅行(我が家は経済的な理由で恐らく一生行けない)中の人や、やれランチだ習い事だ観劇だと毎日出歩いている人も知っているが、もうそんなことは気にならない。お好きにやって~という感じ。
基本的に、ほろ酔い加減にさせてくれる程度の酒と素朴そのものの田舎料理と活字があったなら、もうそれで満足する人間なのである、私は。

写真は、主に小学校高学年時代に愛読していたシャーロック・ホームズシリーズの中の一冊。
近所の古本屋で30円で売られていたのを見つけた。

本なるものは、学校の図書館か、バスで30分走った小都市に行かないとお目にかからなかった「活字過疎地」で生まれ育った私。
それでも、亡母が和歌や俳句を詠む人で、自費出版もしていたし、その仲間の人たちも家に来ることがあったから、我が実家は「活字過疎地」の割には本があった。
自然と、文字やお話には抵抗がなかったのだ。

小学校に上がるまで全く読み書きが出来なかった(名前も書けなかった)のに、いざ小学校で授業が始まるや難なく皆についていけたのは、そのためかも知れない。

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