自分の人生は自分のもの。自分の仕事は自分のもの。

最近読んだエッセイの著者。離婚して今後を模索していた二十代半ば、思い切ってアメリカ一人旅に出かけたそうな。

目に映る情景も道行く人の顔立ちも普段と違う中、言葉が自由にならない地で、どこへ行くか、いつ帰るか、何を食べるか、すべて自分の責任の上で行動する。
この体験は彼女に大いなる自信を与え、帰国した時には生まれ変わったような気分になったとか。

この感覚、わかる気がする。私の友人2人も、人生の岐路に差し掛かった時、海外へ一人で旅立ち、孤独の中で決断を下したと語っていたな。
「自分の人生は自分のもの」という、アタリマエのことを受け容れる決断。

なぜ異国でこのような大きな決定が出来るのか。
それは、言葉が自由にならないぶん、言葉以外の伝達機能(コミュニケーションツール)、具体的には視覚や聴覚、触覚などの五感がものすごく研ぎ澄まされるからだと思う。
だから、剥き出しの素直な自分と向き合えるのだ。

この「自分の人生は自分のもの」だと受け容れる行為。これを仕事に置き換えてみよう。
「自分の仕事は自分のもの」。
この姿勢には、他人(ひと)に依存することもなく、また言い訳をすることもなく、ストレートに結果を引き受ける潔さがある。
これは、しょせんは数字で判断される販売や営業職に就く者には、大事な要素よ。
次回は、もう少し突っ込んで話そう。

写真は、今日の現場、兵庫県川西市の某スーパーの駐車場付近から。

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