カートを持ち上げられなくなった時が辞め時。

今日は大阪の下町にある商店街でオイスターソースのデモ。ネギとチャーシューを炒め、オイスターソースで味付けするのだ。
当然、グリル鍋と、包丁その他の調理用具一式を詰めたカートを引いて現場に赴く。

今やほとんどの駅でエレベーターやエスカレーターがあるが、乗り継ぎの関係でそれを利用したらひどく遠回りになってしまうケースがあるから、そんな時はヨイコラショとカートを持ち上げ、頑張って階段を上り下りする。
バスに乗る時と降りる時も同じ。

私はこのカートを持ち上げられなくなった時が仕事の辞め時だと思っている。
それに乗っ取り、一応は70歳でセミリタイアする予定だったけれど、もしその歳になってもカートを持ち上げることが出来たら、もう少し働いてもいいかなという気がある。
そもそも、具体的に数字を出した上で老後をシュミレーションしてみたら、70歳セミリタイアでは暮らしそのものが成り立たない。

今日、火傷が回復しない右足をかばいかばい7時間立ち仕事をした後、やはりエレベーターを使うと目的のホームに着くのが大幅に遠回りになるからと、カートを持ち上げ、右足の痛みをこらえながら手すりを頼りにヨタヨタ降りていたら、よほどツラそうに見えたのか、大学生と思しきお兄さんが、大丈夫ですかと声をかけてくれて、私に代わってカートを持ってくれた。

日本の若い人。親切な人もたくさんいるね。

写真は今日の現場があった商店街。

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