デモンストレーターとクレジットカードの話題。まだまだ引っ張るよ。
数年前だったか。某デモンストレーター派遣会社のトレーナー(デモンストレーターの教育係)、Aさん(仮名)と昼食を共にしたことがある。
Aさん語る、そこに所属するデモンストレーターの1人は、明るく、声もよく響き、かつ機転もきくので店からもお客様からの受けもよいのだが、立替金の精算で使うクレジットカードで貯めたマイルで里帰りをしている点が、Aさん的にひっかかると言う。
「だって、立替金は自分のカネじゃない。メーカーのカネよ。それを利用してマイルをゲットして飛行機代にあてるなんて、メーカーのカネで帰省しているようなもんやないの!ずるいワ。私が社長やったら、絶対に注意するね」。
ううむ、、、???
もっとも、クレジットカードを使用した時点で、ポイントなりマイルなりは自動的についてしまうから、仮にBさんが本心ではマイル付与を辞退したくても、それは出来ないしねえ、、、。
プラス、確かに立替金という名目のもと、自分のフトコロをいためていない他人のカネでマイルやポイントなどのキャッシュバックの恩恵を受けることは、ずるいことには間違いないのだけれど、そんなに目くじらをたてるほど悪いことなのだろうかとも思ってしまう。
そもそもキャッシュバックされる金額もさほど高額なわけじゃなし、販売の最前線で、社会保障も何もない(労災すら加入していない派遣会社がほとんど)環境で、メーカーや店の利益を生み出す一端となって頑張っているデモンストレーターへの、ささやかな「賞与」ととらえてくれるくらいの「おおらかさ」を期待するのは、いけないことなのだろうか?
写真は関西空港。
滅多に飛行機に乗らない私には、少なくともマイル付きカードは必要ない。