京のまちに住むメリット〜お金がかからない趣味

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昨日は、古くからの友人が京都に訪ねてきたので、ほんの2時間あまりではあったが、一緒に京の冬のまちをぶらり歩き。


あらためて感じましたよ、京のまちに住むメリットの一つを。
とにかく史跡が多い。
と言うことは、メジャーマイナーを問わず、観光名所も多いこと。
よく、京都以外の地に住む人に
「京都にいれば旅行代金がだいぶ浮くでしょう? 有名なお寺や神社がたくさんあるし、他にも見るところがたくさんある。わざわざよそに行く必要はないもの」
と言われるけれど、確かにあたっている。


そのつながりで、歴史にも古典にも、否応なく詳しくなる。
漢字が苦手なこともあって、日本史や古典はイマイチだった私でも、かなりの史実を知ったし、古典も読むようになったからね。
和歌などの素養がある人はもっとそうだろう。


このことは、ハイ、ひいては、お金のかからない趣味にもつながっていますよ。
まち歩き(ウォーキング)や無料で見物出来る史跡めぐりや読書や素人の作歌に、いかほどの費用がかかろう?


もっとも、この「京のまちに住むメリット」を、現実に住む京都の人がどれだけ意識し、活用しているかと言うと、私も含めて大いに疑問。
案外と多いよ、金閣寺にも銀閣寺にも二条城にも行ったことがない京都人は(私も家から歩いて5分のところにある安倍晴明神社へ、つい最近、初めて行った。いつでも行けると思っているとかえって行かないものだ)。


ともあれ、友人と過ごした昨日のおかげで、あらためて普段は無自覚なままに送っている「京のまちで暮らす日々」への感謝の気持ちを意識したのだった。


なお、仕事がら、近畿地方を中心にあちらこちらに行っている私は、
「その気になれば、どこにいてもウォーキングも史跡めぐりも読書も作歌も楽しめる」
ことも知っている。


例えば、現在では超過疎地であるわが故郷にも、伝説やいわれのある史跡はそれなりにあるし、図書館もあるし、地域紙には和歌や俳句、川柳のコーナーも設けられているからね。
ただ、、、絶対数は少ないわなあ、、、。


写真は、安倍晴明神社にある厄除桃。
桃は厄除けの果物。だから、自分の厄をこの桃に撫でつけると厄が落ちるそうな。


ついでに。
昔話の桃太郎が桃から生まれたのも、厄除けと関係があるんだよ。