佐藤浩市と樋口可南子が共演した映画「愛を積むひと」の原作、「石を積むひと」(エドワード・ムーニー・Jr. 原作、杉田七重 翻訳)の中に、こんな場面が出てくる。
心臓発作を起こして倒れた老妻のアンの手の甲を見るや、夫のジョーゼフは、数十年前に結婚指輪をはめてやった時の手とまるで違う「老婆の手」であることに驚く。
が、次の瞬間、自分の手に目をやれば、そこにはまさしく血管が浮き出た「老人」の手があるのだった。
ジョーゼフは愕然とする。
「これが終末? こうやって、人は終わっていくのか?」
体型もそうだけれど、手も年齢が現れやすい箇所。
私たちの仕事(デモンストレーター)は、業務内容上、手に注目されることも多く、あまりの荒れようは困るのよねえ、、、。
特に、末端冷え性の私は、普段から手が赤紫色に腫れているし、栄養ドリンクなど、氷にさわる頻度が高いデモ商品を担当した時は、往々にして指先が麻痺してしまうことと関連あるのか(ホンマ、感覚が全くなくなってしまう)、ひどくなると指の途中から肌の色が変わってしまう。
もちろん、今まで、相応のハンドケアはしてきたのだけれど、効果はあまりなし。
それでも、諦めずにこれからも続けようと思う。
写真は、厄除けで知られる、安倍晴明神社内でのキキョウの花。