サンプリングの難しさ

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(写真はWikipediaより)

 

ちょうど1ヶ月ぶりに仕事。滋賀県中部の大型店で、チョコレートのデモを実施したのだ。
当初は通常の試食形式だったのだが、コロナ蔓延の影響を受け、中途から推奨販売を兼ねたサンプリングに変更となった。

 

このサンプリング。販売効果という点では、けっこう微妙な面がある。
サンプルは、ご存知の通り、ほとんどはタダで手に入るから、それだけが目的の人も多い(化粧品やペットフードのサンプリングを経験したことがある方なら、わかっていただけると思う)。
当然、
「サンプルをもらったから、これでじゅうぶんね」
と、肝心の商品そのものも売上が落ちる。

 

デモ場所を提供している店側もそこいらは承知していて、サンプリングを担当しているデモンストレーター
「(商品を)買ってくれた人だけに景品として(サンプルを)渡して」
と要求することは、よくある。
理由は、
「(サンプルを渡してしまうと)買わないから」。

 

気持ちはわかる。
もっとも、店側の指示に従っても、一枚上手のお客さんは珍しくない。
買うふりをして、具体的には商品をカゴに入れ、景品代わりのサンプルを受け取ると、デモンストレーターの目の届かない場所まで行ってその商品をカゴから出し、そこいらに放置するのだ。
お客さんはゲットしたサンプルの分だけトクをするわけ。

 

ぶっちゃけ、いやらしいと思いますよ。
まあ、こういう人は他の部分でもこんな「小さなズル」を積み重ねて今まで過ごしてきているのだろうね。
その意味では、はなっから「サンプルのみ目当て」のお客さんと変わらない。

 

とは言え、無料ゲットしたサンプルをネットで販売する輩に比べれば、カワイイ(?)もん?

 

写真は、Wikipediaから引用した近江八幡市の写真。舟での水郷巡りは有名で、例年たくさんの観光客が押し寄せて舟を予約するのが難しいほどだけれど、今年はガラガラだろうなあ、、、。