料理は「実験」〜食費が減らない

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(注)2月17日に書いた記事。

 

どうやら、この2月は仕事ゼロとなりそう。
経済的に余裕があるのなら、一向にかまわないのだが、、、うーん? 
出費はなかなか減らせない。
特に食費。


なぜ?
原因の一つに、「食への好奇心」が優っているため、つい食材を買い過ぎるということがある。


本を読んだり、レンタルDVDを観ていると、世界各地の珍しい料理や美味しそうな飲み物、お菓子などにしばしばお目にかかる。
その都度、自分でも作ってみたくてたまらなくなる。
食べるためではない。
作ること自体が好きなので、その過程を楽しむために。


幸か不幸か、このネット社会においては、よほど奇特でない限り、書物に登場する料理のレシピはほぼゲット出来る。
結果、、、ねえ、、、(溜息)。


ケイパーだとかピンクペッパーだとかナツメグだとか、日々の料理に頻繁に使うものではないし、チキンスープにしても、鶏ガラとクズ野菜を長時間煮込むより市販の中華だしやコンソメを使った方が光熱費の上からもお得だ。


そうとわかりつつ、作ってしまう。
「どうかな? どうかな? どんな味になるかな?」
と、計量スプーン片手に、ワクワクしながら。


ぶっちゃけ。私にとって、料理は、誰かや自分が食べることを想定した「食べ物」というより、「実験」である。
ほら、学校に行っていた時、理科の実験で試験官をふると中の液体の色が変わったり、何かを加えるとブクブクと泡が出てきたりして、
「キャー、キャー、面白いね」
と騒いだよね。
あのたまらない感覚と同じなのだ。


「実験」した料理が満足のいく出来でなかったとしても、それはそれで楽しい。
失敗した原因を考え、次はこんなふうにしようとイメージふるのも、また「実験」の前段階だからだ。


この「実験」と食費のバランス。
うまくとれるようになったらな、、、。


写真は、ロシア文学にもよく出てくるシチー(Public Domain)。瓶詰めされて売っているザワークラフトを使えば手早いが、キャベツを千切りして即席漬けしたものを使ってもじゅうぶん。