(注)9月6日に書いた記事。
今日、夫にアンチ・ワクチン派のYouTube、40分もあるのを強制的に見せられた。
私は医療には素人なので医学や薬学や遺伝学などのことはわからないが、ただ、アンチワクチン派の医師が熱っぽく語るのを見ていて、遠い昔にかつての同僚に某マルチ商法を勧められた時のことを思い出した。
何だか、すごく似ているんだな、断定的なものの言い方とか、不安や恐怖をあおりつつ自説に誘導する筋の運び方とか、押し付けがましく理論的科学的なようでありながら、妄執的な説も述べる点とか。
私は私自身の責任で決めたことだから、考えを変える気はないが、あのYouTubeに影響される人もいるだろうなあ、と思ったよ。
もう毎日毎日、2度目のワクチンを反対され、反対派の記事を送り付けられ、今日はむりやり動画を見せられ、苦痛で仕方がない。
夫を責める気はない。あの人は、本当にワクチンの副作用ないし、後世への影響を心配しているのだから。
私への猛反対も、私の身体を思いやればこそ。
悪意がないだけに、余計に辛い。
ネット検索をかけたら、夫婦のどちらかがアンチワクチン派でもめているケース、多いみたいね。
いずれも、アンチワクチンになる側に悪意はない。
「家族を守るため」
とか、ホンマ、真面目なんだ。
その真面目さが、時に相手を苦しめる。
苦しい。
何も出来ない。
ちょっと動いても動悸。
繰り返すが、こちらも何がカラダに入ってくるかわからんワクチンなんか打ちたくない。
でも、夫と同じアンチワクチン派の、学者や芸術家や特殊技術家などとは違い、こちらは誰でも代わりがいる平凡な「その他大勢」で、そこから生活の糧を得ている以上、時には「長いものには巻かれろ」的な妥協も、生きていくためにはやむを得ない面があるのだ。
どうしてこれがわかってくれない?
苦しい。