鞍馬天狗の思い出。

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(注)2年前のFBの記事より。


今日、加入しているFBグループでの我が投稿にコメントを下さった方にレスポンスをしていて、あらためて思い出した。
現在でこそ「超」がつく過疎地と化している我が故郷にも、その昔、一軒だけだけれど映画館があったこと。
さらに、4歳か5歳くらいの時、そこで上映されていた「鞍馬天狗」を観にいったこと。


折しも私が生まれた1957年頃から60年代初頭にかけ、農村に工場が建ち始めた。
「工場に勤めたら、天候にも自然災害にも左右されず、常に一定の収入を得ることが出来る!」
この事実に、農家の主人や息子は飛びつき、結果、農業はじいちゃんばあちゃんお嫁さんに任せ、自分たちはサラリーマンになるケースが増えていったのだ。
毎朝、おっちゃんお兄さんたちが自転車のペダルを漕ぎ漕ぎ、工場に向かっていた光景は、60年近くが経過した今なお、はっきり我が脳裏に残っている。
映画館は、立ち飲み屋と並び、工員たちの数少ない娯楽場だった。


私が観た鞍馬天狗は、どの年に製作され、誰が主演したものだったろう? ぶっちゃけ、ストーリーは全く記憶になく、頭巾をかぶっていた人がいたこと、プラスとても怖かった(そりゃチャンバラですから)こと、この2つだけを覚えている。
ただ、鞍馬天狗と言えば、ハイ、アラカンこと嵐寛寿郎だわなぁ、、、。
ラカンが天狗を演じたこの映画は、戦前に製作されたものだから、私が観た鞍馬天狗ではないのは確かだが、、、名作の誉れが高い。
現在では、観ること、可能?