自分の「ウリ」を知って実践する大切さは、すべての職業に通じる。

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前回の記事で、節度のあるお客さん(=基本的に試食しない)ほどイザ試食をして満足感を得ると買って下さることが珍しくないので、こんなタイプのお客さんが多い店では、「販売の前に試食。試食の前に試食をしたい雰囲気作り」を心がけなければやらないと書いた。では、お客さん目線で「試食をしたい雰囲気」とは、どんな雰囲気か?


ここでは、「そのデモンストレーターが持つ強みを最大限にいかした雰囲気」と答えたい。
すなわち、例えば推しの強さとクチのうまさで販売実績をあげてきた人の場合は、そんな時でもやはり少し強引かつオーバーと感じられる接客をした方が彼女(彼)の雰囲気となり、好成績をあげられる。
なぜなら、推しの強さとクチのうまさは彼女(彼)の個性なのだから。


個性となれば、不思議なもので、人間は相手の短所をも受け入れてしまうところがあるのだ。
ホラ、スーパーやデパート内で、見たことない? 試食した人にイソギンチャクのように食らいついている販売員に
「おばちゃん(おっちゃん)、しつこいなあ、、、。でも、そこまで粘るからには、エエわ、買うたるわ」
と、半分笑いながら返しているお客さんを。しかも、そんなお客さんに限って、カゴに商品を入れたあとで
「頑張って売りや」
などと、励ましの言葉を販売員にかけている。


そもそも、売上成績のいいデモンストレーターは例外なく自分の「ウリ」を知っており、普段から現場でそれをプッシュしている。


もっとも、自分の「ウリ」を知って業務で実践する大切さは、すべての職業に通じることなのかも知れない。


写真は、1番下の孫(4歳)。