平凡極まる表現ながら、真実、「あっという間の10年」だった。
がんらい無愛想でKYの上、調理も決してうまいとは言えない私。恐らくは最も不向きなはずの職種で、実際いくども立ち止まったのに、何とか続いてきた。このことに今、呆れるやら感心するやら、一言ではあらわしえない複雑な気持を抱いている。
ここいらあたり、また、おいおい明かしていこう。
それにしても、典型的アナログ業であるこの仕事にも、ここ数年はデジタルと言うかネット化の波が急激に押し寄せ、その方面が得意でない私は戸惑いを隠しきれない。
「時代の流れだから、最低限、ついていかないといけないよなあ」
と認めつつ、対応しきれなくてストレスとなり、時々イライラを隠しきれなくなる。
仕事の面でもネット中毒になりそうで、心配している。
最近は、指示書や打ち合わせも添付ファイル付きメールで届く。オフの今日も派遣会社四社から二十通近くも。
少し疲れている？
生活にアナログの部分を意識していれないといけないかも知れない。
