骨が刺さるから魚を食べない?

今日は嵯峨野(京都市)で仕事。昨日の二条ほどではないにしろ、まあ近場か。
それは幸いだっのだけれど、デモメニューがどうも。
焼き秋刀魚(さんま)だったのだ。

焼き秋刀魚自体は簡単。これを試食用にとなると、違ってくる。

焼き秋刀魚をキッチン鋏で大きく八つに輪切りし、さらに小さく切る。
その過程で中心の骨を外し、小骨もとる。
なかなか手間のかかる作業ながら、これはやっておかないとね、、、もし試食されたお子様の口中に魚の骨が刺さってしまったら、クレームに発展するからだ。

私の一連の骨取り作業を見ていた店長が言った。
「大変やなあ、、、。今日日の親は骨が刺さるからっちゅうて、子どもに魚を食べさせなかったり、食べさせても骨なし魚シリーズみたいな、メーカーが骨をとってしまった魚を与える。確かに骨が刺さったら痛いけれど、これってねえ、、、。どうなんかなあ」。

ホンマ、どうなんかなあ?
口中に骨が刺さったからって、命に差し障りがあるわけじゃなし、ご飯を食べてお茶を流し込んだら骨は取れることだし。
とは言え、骨が刺さるから魚は嫌いなんだと言う子どもが多いのも事実だ。

尚、魚の種類によっては、骨も食べられる。
油で揚げて、ゴマや塩を一振り。
美味しくて、カルシウムたっぷりの骨せんべいが出来るよ。