即席漬け

この6月10日に実施した「浅漬けのもと」のデモについて、もう少し。

ご飯のみならずパンにも合う漬物というコンセプトでの今回のデモ実施。
試食された、主に30代の客様に、
「どれくらい漬け込むの?」
と尋ねられ、
「切った野菜の幅(薄さ厚さ)や個人の好みにもよりますが、だいたい、20分から30分ですね」
と正直に答えたら、
「えーっっっ、そんなに!」
と言われた。

昭和30年代生まれの私。生育歴から、糠漬けにしろ塩漬けにしろ、そう短期間で漬物は出来ないことを知っているので、そういう反応を受けたこと自体に逆に
「えーっっっ」
と感じたが、まあ、時代が、、、ねえ!
30代なら、我が娘(1985年生)や姪(1981年生)の世代。
生まれ落ちた時から、我々の世代にはないものがあたりまえにあった。
そりゃ、我々とはスピード感も違うでしょうよ!

実際は、キュウリ一つでも、スライサーで薄切りしたのを浅漬けのもとをひたひたに注いでそのままおけば、約5分から10分で味はつく(ご飯のおかずにしたいのなら10分)。
即席漬けね。
美味しいよ!

もっとも「あくまで即席」の味、、、だけれど、「速く速く」が進行するにつれ、いずれ、どういう味が即席か、それもわからなくなっていくんだろうな、、、。