忍者の携帯食、兵糧丸(ひょうろうがん)はいかが?

昨日は、忍者の里としても知られる滋賀県甲賀市のスーパーで、冷凍鍋(具材とスープを器にセットし、凍らせた鍋。「レンジでチン」で食べられる)のデモ。

いっけん小ぶりなこの鍋。いざ食べてみると、けっこうボリュームがある。うどんが入っているせいか。
業務をこなすうち、ふと、忍者の代表的な携帯食、兵糧丸(ひょうろうがん)を連想してしまった。
時代劇や時代小説で時おり登場する、団子に似たあの食べ物も、見た目は小さいながら(そりゃ、持ち運びするんだもの)、実際におなかに入ってみれば、大いなるパワーをつけさせてくれ、かつ、腹持ちがよいのよね(なんて、あくまで書物から得た知識で推定しているだけだけれど)。

兵糧丸は、簡単に作れる。
様々なレシピがあるが、基本は、米やソバ粉、はったい粉などの炭水化物系の粉、豆や魚粉などのタンパク質系の粉を水を加えてこね、これにゴマや砕いた松の実、刻んだ梅干し、なたね、はちみつ等々を加えてさらにこね、きな粉をまぶして丸めたものを蒸すだけ。
もっとも、食材の一つ一つに、現在の栄養学にも立派に通じる科学的裏付けがあるのはさすが。
昔の人の知恵に、あらためて敬服する。

写真は、甲賀地方にある駅の一つ、JR貴生川駅で見た、忍者をデザインした車両。

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