今日は、開店まもない兵庫県の某スーパーで、キャラメル味のスプレッドのデモ(スプレッドとは、パンやクラッカーなどに塗る塗りものを指す。バターやマーガリンのほか、カスタードクリーム、クリームチーズ、メープルシロップなどがよく知られている)。
ノンソルトのクラッカーに塗って、お客様に味をみていただいた。
バターやマーガリンならいざ知らず、その他のスプレッドは、欧米に比べてパン文化がまだまだ浅い日本では、販売はなかなか難しいものがある。特に、今日デモしたような濃厚テイストなら尚更。
濃厚なだけにインパクトは強く、そのぶん、少なくとも大人は好き嫌いも分かれるからなのだ。
甘味が苦手ではなくても、くどさやしつこさを感じさせる味に抵抗を感じる人は、まずダメね。
当然、思うように売上は伸びない。
それなのに、基本的には子どもは好きな味だから、「お子様」が次から次へと押し寄せてきて、試食数はうなぎのぼり。
うなぎのぼりなんだが、購買の決定権は大人にあり、味以外にも価格や汎用性も考慮する大人は、なかなかカゴに商品を入れてくれないのだ。
「あーあ、ピーナッツバター同様キャラメル味のスプレッドも、そもそもが日本人向きの味じゃないし、パン食やおやつのスイーツ以外に使えるわけじゃなし、量の割に安くはないし、こりゃ売れるわけないワ」。
売れないままジリジリ時が経つにつれ、愚痴の一つもこぼして、くさりたくなる。
でも!
ここでくさってはいけない。
くさると、あなたの負け。
何に負けるか?
自分にだよ。
次回で詳しく明かそう。
写真は今日の現場の最寄駅付近で撮った橋。
この地域一帯。ハイキングで訪れたら楽しそうね。