人生のプロット(あらすじ)を立てずに生きるのは、海図なしに航海するようなもの

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自分で言うのも何だが、私は小学生の頃から、物語や論文のあらすじをまとめること=プロット書きは大得意だった。
それなのに、実生活のプロットはなぜ立てられなかったのか?


理由は単純明快。
自分自身を客観的に観察出来なかったからだ。


読書感想文が得意な方なら、納得されるであろう。
物語にしろ論文にしろ、あらすじをまとめるためには、対象となる物語や論文をしっかりと読み込んでおかねばならない。
人生のあらすじを描く=プロットを立てるのもこれと同じで、何をさておき、まずは主人公たる自分をじっくりと見つめる必要があるのだ。


自分は基本的にどんな人生を送りたいのか?(バリバリと仕事をこなして社会的にも経済的にも成功したいのか、あるいは、本当に大切なものだけに囲まれ目立たなくても平穏な暮らしを望むのか?  結婚するのかしないのか? するとしたら、おおよそ幾つくらいで? など)。


自分には何が出来るか? 同時に、自分には何が出来ないか?


自分が今持っているものは何か?(若さ、未来、その他)反対に自分が今持っていないものは何か?(知恵、判断力、その他)。


とりあえずは、この3点が基本だが、これ以外にもいろいろとあろう。


自分をよくよく分析したら、次のステップに進むのは、極めて簡単。
自分が望むライフスタイルや能力を手に入れるにはどうしたらよいか、具体的に考え、そのノウハウも自然と集めるようになるからだ。
これで、人生のプロットはがぜん立てやすくなる。


もっとも、筋書き通りには行かないのが人生。ハプニングもたくさんある。
その時には、プロットを仕切り直したらよいだけの話。


プロットなしで生きるのは、海図なしで大海原に乗り出すようなもの。
危機管理の一つにもなる。


写真は、我が孫たち。
娘は、この子たちの将来に備え、資金や働き方も視野に入れたおおまかなライフプランを作っているよ。