人類と共存してきたゴキブリ。コロナもそうならないか?

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ゴキブリに悩まされているのは家庭だけではない。店舗、特に食べ物を扱う飲食店などでも同じ。


実際、皆さん、中華料理屋とか焼肉屋とか居酒屋とかのカウンター隅や壁際で目撃したことはない、小さなゴキブリがサーッと小走りに這っているのを?
ああいう光景を目の前で見せつけられると、一度に食欲が落ち、2度とその店ののれんをくぐるまいと感じてしまう。
つまり、店側にすれば、たった1匹のゴキ子のためにイメージも売上も、少なからぬ損害を受けるんだよ。


もっとも、飲食関係の仕事を長くしている人から聞いたナイショのナイショの話なのだが、基本、熱を通す料理を提供している店では
「そんなの、いちいち気にしていたら、ショーバイにならない」
と、裏で豪語している店もあるのだとか。
「ゴキブリが不衛生の何のとされるのは、ゴキブリが運ぶ菌でしょ。そんなの、熱したら死ぬ」。


はあ、学校時代の理科や保健の授業で習った限りでは、確かに。
特に経口タイプの病気(口から感染する食中毒など)にはね。


これに関しては、世界のそこかしこで仕事をしている知人も、こう話していたっけ。
「食事前に手を洗うことに日本はやかましいけれど、それは、日本人が、刺身をはじめ、生で食べ物を口にすることが多いから。世界には、手をあまり洗わないで生活することが当たり前の国もある」。


ううむ???


ま、かのヘレン・ケラーが敗戦後に戦争のおかげで主に眼や耳に障害を持ってしまった日本人を励ますために日本を訪れた時、当時の日本を支配していたGHQは、
「伝統的な日本の食事を楽しみたい」
と希望したヘレンに
「日本の食事は不潔で伝染病のもととなる」
と、アメリカ式の食事を用意したと伝えられるところをみると、そうなんでしょうなあ(ちなみにヘレンは、GHQの勧告を無視し、漬物も刺身もおしんこも大喜びで食べた。体調に変化がなかったことは言うまでもない)。


それにしても、ゴキブリの生命力のたくましさよ!
友人の1人が
「この先、人類は滅びることがあっても、ゴキブリは滅びることはないだろう。核戦争が起きて地球が放射能の厚い膜に覆われたとしても、その放射能をエサとしてゴキブリは生き延びて行くに違いない」
と語っていたが、あのしぶとさから想像して、可能性はないわけではないわなあ。


ネット検索をかけてみたら、ゴキブリは人類よりずっと先輩なんだそうな。
で、人類が火を使うようになった頃から、共存関係(?)が始まったらしいとある。
嫌われている割には、我々ニンゲンと長ーい付き合いなんだね。


コロナもこんなふうにならないかしら。
今年は、夏どころか秋の行事まで
「コロナに感染したら大変だから」
と、早々に中止を決定した自治体もあると聞くが、うーん、共存の道、ない?
もう、うんざりだよ。
人間がコロナに支配されてしまう。


写真は、今日の我が町、京都の堀川通り。