デモンストレーターの仕事再開は?

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少しずつ、日常が戻ってきた。
一列に並んで登校する小学生の姿が見られるようになり、公園には走りまわる親子のはしゃぎ声が蘇り、居酒屋も焼き鳥屋も寿司屋もシャッターを開けた。
このぶんだと、我々デモンストレーターの仕事再開も近いかも知れないぞ、、、。


と、こう期待したのだが、派遣会社にそれとなく問い合わせた限りでは、まだ当分は先のようだねえ。
ま、未だにレジでは、チェッカーとお客さんの間に、飛沫感染防止目的のアクリルシートを垂らしているもんな。
試食どころではないのが実情だろう。


もっとも、3日前に訪れた近所のスーパーでは、漬物系の試食販売のお兄さんが立っていたな。
店構えやお兄さんの様子からして、デモンストレーターではなくフランチャイズで仕事をしている人みたいだったし、試食用の漬物を入れたタッパーをオープンにせず、自分の身体で隠すようにしてお客さんに近づき小声で試食をすすめていたところから察すると、本当は「販売はオッケーでも試食はダメ」なのだろうけれど(試食をすすめている場面を店の人に見られたら、お兄さん、店側に厳重注意を受けて追い出されるよ)。


とは言え、このような光景が見られるようになったのは、嬉しい限り。
お客さんにとっても、いつもの店のメンバーとは違う人がいて普段は置いていない商品を売っているのは、ちょっとした刺激があって、
「何やろ?」
と、ワクワクするものよ。


ああ、早くデモンストレーションがしたいわ。
来年から、少なくとも2年間は娘の育児ヘルプのために仕事をセーブするから、余計にね。


ただ、以前の記事でも書いたように、対人によるデモンストレーションは「ゆるやかに」「時間をかけて」減っていくだろうね。


写真は、6年前にベトナムを訪れた時に買ったTシャツ。
生地はかなりくたびれてきたが、見事なベトナム刺繍は相変わらず(ベトナム人は世界一手先が器用なのだそうな)。
カタチとしては残らずとも人の記憶には残っている、そんな仕事がしたいな。