薬の副作用

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日中はまだまだ残暑が残るこの頃。
降圧剤の副作用ともあいまって、正直、身体的には辛い日が続いている。 


こんな思いをしてまで血圧を下げないといけないんだろうか?
この素朴な疑問の前には、昨年12月の事実がはっきりと答を出している。


心当たりはあるのだ。
8年ぶりに出席する小学校の同窓会に何を着ていこうかと、思案していた私。
たまたま、よく利用する通信販売のカタログに、魅力的なパンツが掲載されていた。


優雅なラインをえがきながらも実用的でもあり、保温性にも優れている。
しかも、カラーは最も凡庸性が高い黒。


さっそく注文しようと決めた私は、支払いに、貯まっていた某サイトのポイント1500円分を利用しようと考えた。


その携帯上での操作をしていたのが、昨年暮れの5日連続勤務日の4日目の仕事を終えた帰り。
薄暗い照明しかない市バス内で、懸命にいじっていた、、、そのサイトが発行しているカードが古くなって一部剥げかかっていたこともあり、会員番号が「0」か「6」かわからなく、、、。


帰宅してすぐに部屋の電灯をつけるや
「あれ? どうして変な色のついた輪が見えるん?」
と首を傾げたことを、はっきりと覚えている。
バス内で目を晒して携帯で注文をしていたその時、目の毛細血管の一つが切れたのだろう。


この記憶。先日に打診があった某社での推奨販売をお断りした時に、くっきりと蘇った。


その会社が提示した現場は、和歌山県の、かの世界で初めて全身麻酔での手術を成功した医聖、華岡青洲の里として知られている所。我が家からは、歩く距離も入れれば3時間はかかる。
そのことも考慮し、前日の現場がやはり遠方なので
「体力に自信がない」
とお断りした。


同時に、華岡青洲が世界一の偉業を成し遂げた陰には、臨床実験(有体に述べるなら人体実験)を買って出た妻が遭遇した、悲しい「真実」も思い出した。
夫が考案した麻酔薬を自らの身体で試した妻は、麻酔薬の効き目を証明するには大きな役割を果たしたが、その副作用で目やにが出続け、結果、失明してしまったのだ!


中途失明は、決して遠い世界の話ではないことを、私は自身の体験を通して知った。


あらためて、なんとか薬を利用せずとも血圧を下げる術(すべ)を、模索しよう。


写真は真ん中の孫。
昨日が4回目の誕生日だったのだ。