デモンストレーターと存在感。

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(注)5月7日に書いた記事。

 

昨夜に観た西部劇の「大砂塵」は、ペギー・リーが歌った主題歌「ジャニーギター」でも知られる。
映画そのもののストーリーや感想は、また次の機会にアップするとして、今回は主役ジョーン・クロフォードが示した圧倒的な存在感、およびその応用について述べたい。


酒場のマダムという役柄のせいか、あるいは大女優ならではの自信と貫禄のせいか、はたまたジョーン・クロフォード自体の持って生まれた顔立ちも含めた姿形のせいか、彼女がスクリーン上にあらわれると、パッとその場の雰囲気が変わってしまうくらいのインパクトがある。
自分を取り囲む周囲を自分側に引き寄せ、イヤでも注目させてしまうのだ。
さすが、主演を張るだけのことはある。


この要素は、演劇でなく、歌でもコメディでもマジックでも、とにかく「芸人」と呼ばれる人には不可欠よ。


私たちデモンストレーターにはどうか。


まあ、時と場合によるだろうね。
「主役はあくまで商品。デモンストレーターは黒子に徹するべき」
と言う見解が真なら
「いやいや。人間には、この人がこう言うのだから信用する、なる心理が働くケースも多いから、商品を紹介するデモンストレーターはオモテに出ていかないと」
と言う見解も真には違いない。


ただ、今後、既に一部で採用されているデジタルサイネージマネキンが浸透したなら、、、うーん、両者のパワーバランスはどうなっていくのだろう?


写真はジョーン・クロフォード(public domain)。