血圧にしろ体重にしろ、「標準」を設定することで利益をあげる存在がある?

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(注)7月14日に書いた記事。

 

ダイエット系サプリメントの宣伝販売は、何度か担当したことがある。
某有名化粧品会社が製造販売している、
「食事に含まれる糖や脂肪の吸収をゆるやかにする効能が期待出来る」
と謳う商品。
これ、けっこうなお値段にもかかわらず、よく売れるのよ。


お買い求め下さるお客様は圧倒的に女性が多く、年齢も幅広いが、先に述べたように決して買いやすい価格ではない関係からか、どちらかと言うと子どもも巣立ちマイホームなどのローンも終了しているであろう高年女性の割合が高い。
デモンストレーションした日が、例えば「全商品5%引き」の日だったりすると、まとめ買いする人もいるほど。


では、彼女たちが、
「そのサプリを飲むことで食事内の糖や脂肪の吸収をゆっくりさせ、結果、痩せる」
とされる効果を期待しなければならないくらいにふくよかなのかと言うと、見た限りでは決してそうではない。
さすがにスマートとまではいかないけれど、年齢を考えたら程度の差こそあれ皆こんなものじゃないの(下腹部が出ていたり、腰まわりに脂肪がついていたり、垂れてきたオニクが行き場を失っておへそ当たりでプヨプヨしていたり)、というレベル。


つまり、気にすべきは、「体重」ではなく「体型」なんだよね。
だったら、こういうサプリを飲んで糖や脂肪の吸収をゆるやかにしたいと望むよりも、カラダの気になる部分を筋トレした方が効果が望めるのではないかと、素人の私は考えてしまうのだが、、、。


きっと彼女たちも、毎朝、血圧計が示す「標準血圧には遠い数値」に一喜一憂している私同様に、「標準体重とされる数値」に踊らされているのだろう。


と、ここまで書いてきたところで、ある疑問が私の脳裏を駆けめぐり始めた。


血圧にしろ体重にしろ、個々の年齢や生活環境や日々の食事内容その他の個人資質を全く考慮に入れず、一律に「標準」を設定したのは誰で、目的は何なの?
もしかして、万人が合わさなければならない「標準」があるおかげで、利益を生み出せている存在があるの?


あるのだろう、多分。
敢えて言及しないけれど。


写真は、京都の平野神社
何年か前の今日。私はこの近所のローカルスーパーでグレープフルーツのデモを担当したのだ。