味覚って何だろうとつぶやく

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ぐーたら。ぐーたら。
ええやね。振り返るわけじゃないが、昼夜連続で年中無休で働いた数年もあったのだ。
気を張っていたから病気はしなかったと言うより、単純にあの頃は若かった。疲労に耐えられる体力もあったのだ。
五十路を迎えて痛感した。四十代と五十代では、タフさが全く違うなと。
この差。六十代になったら、さらに感じるかも知れない。
三十代から四十代に移る時は、何と言うことはなかったのに。

まあ、でも、ええことだけ、残しておきましょ。
マネキンとコンビニの深夜勤務を掛け持ちしていた時期、マネキン業務の後に徹夜で就いた深夜勤務が晴れて明け、帰宅して焼いたホットケーキと、アツアツのお湯でいれたココア。
美味しかったなあ。五年経った今でも覚えているよ。

味覚って何なんだろう?
調理の腕や素材の良さもさることながら、それを食べた時の気分や状況、風景も、多分に関係している気がする。

奥が深いんだ、「食」って。
つきつめれば、心理学や文化人類学社会学環境学の分野にまで入り込んでしまう。

パスタについて書くつもりだったのに、横にそれてしまった。
世界的カウンターテナー歌手の米良美一のお母さんの記事を読んだせいかも知れない。
障害を持ちながらも健常者と同じ立場で音楽を志す息子の夢をかなえるため、お母さんは土木作業員の職に就き、汗と泥にまみれて働き、息子の学費を捻出したと言う。
米良美一の出身音大は宗教系の私立。知り合いの娘さんがここのピアノ科に学んだため、授業料だけでもどれだけかかるか、私は耳にしている。

子どもがからむと、踏ん張れるものなのだ、母親は。

写真は、最寄り駅の一つ向こうの駅近くに立つオブジェ。頂きの象さんと、左下の観音様みたいな掘りは、何の関連があるのかしら?