人を楽しませる

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明日、姓が変わる娘。
正直、複雑な気分。
自分の子でありながら、それだけではなくなるのだからね。

仕事上の先輩に言われた。

「ええ話やないの。
うちの娘は四十一歳で結婚したけれど、その日まで本当に心配した。
ちゃんと仕事をしていたし、本人も毎日が楽しいと言っていたから、
それはそれでかまわなかったんだけれど、
親としては、どうしても取り越し苦労をしてしまうわけよ」

気持ちはわかる。
人生、何があるかわからない。
運気が下り気味の時、沈んでしまって動けない時、
支えになってくれる家族がいたらどんなにか心強いだろう。

そのことを大前提とした上で、
結婚していようがいまいが、
子どもを持とうが持つまいが、

最終的に人間は全員が「おひとりさま」。

結婚以前に「個」として自立している。
これが、ひいては結婚生活を快適に営む秘訣かも知れない。

写真は四月末日に梅田のスカイビルで写したもの。
テラスでマジシャンが大道芸を披露していた。

お手玉に似たこの芸。
高校時代はバトンガールだった知人のマジシャンが語っていた。
「コツさえ掴んでリズムに乗れば、端で想うほどには難しくない」。
ただし、

「芸は技術だけじゃないよ。

観ている人を楽しくさせないとダメ」。

やっぱり難しいのだ。
人を楽しませる。
それも、身内でも仲間でもない全くの第三者を楽しませる。
プロなのだ。

まわりの人をイイ気持ちにさせる。
個」が確立し、
「他人の眼で自分を観察する」姿勢があって、
初めて出来る。

心意気は持っておこうか。
仕事にも結婚生活にも通じることだからねえ。