人間は基本的に保守的。味覚も。

このブログ文の下にアップされた二枚の写真をごらんあれ。


最初は豆苗、二番目は空心菜を写している。


少なからぬ方が、「名前は聞いたことがあるし、デパートやスーパーの青果売場などで見かけたこともあるけれど、食べたことはない」とおっしゃるのではなかろうか。


日曜日は、この「知られつつはあるけれど、まだまだ一般には馴染みがない」二つの野菜を使って一品作り、お客様に味をみていただいた。


販売商品は、その一品の上にかけるポン酢で、残念ながらこちらの売上は当初の期待を下回ってしまったのだけれど。




基本的に、人間は保守的な生き物である。


味覚においても、それは変わらない。


その証拠に、例えば今回の我が販売担当のポン酢に例をとっても、味を知っているポン酢と知らないポン酢とでは、ほとんどの人が知っている方を買うと思う。


これは、動物としての防衛本能。知らないものはどんな味がするかわからないし、極端に言ってしまえば、食べて安全かどうかさえクェスチョンだからねえ。


野菜もしかり。




今回、試食されたお客様の多くにこう言われた。


「(豆苗も空心菜も)気にはなっていたんだけれど、食べたことがないものは、どうも買うのが怖くて。とても美味しいと、テレビや雑誌では言っていても、やはり自分の舌で確かめてみんと。こういう初めてのもんを試してみる機会があるのは、エエわあ」。




宣伝販売業のやりがい、頑張りがい、そして楽しさは、こういうところにもある。





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