敢えてオリジナルをちょっと外れてみる~道頓堀川ジャズクルージングで感じたこと。

昨日の夕方は、道頓堀川ジャズクルージングを楽しんだ。
これは、ジャズの生演奏を聴きながら道頓堀川をボートで散策するというもの。
8月の半ば、偶然にもネットで知り、さっそく申し込んだ。

同乗したミュージシャンは4人。チューバとトロンボーンとトランペットとバンジョー
このバンジョーというのが、ワタクシ的にジャズ系バンドとしてはかなり異色に感じられ(バンジョーってカントリーのイメージがあるよね? 黒人音楽との接点を求めてもせいぜいカントリー・ブルース)、驚くと同時に、ある意味で関心を引いた。
料理に例えたら、、、そう、素麺のだしにトマトソースを使う、あの感じ。

でも、トマトソースを使った素麺だしがそうであるように、バンジョーが入ったジャズも、全く違和感がない。他の楽器と見事に共鳴し合い、一つの世界を作り上げることにしっかりと貢献している。
それどころか、バンジョーが持つ音の性質がら、他のジャズバンドにはない、ちょっと哀愁あふれる素朴なニュアンスをも出している。
トマト素麺が、トマトソースを加えただしを使っているがゆえに普通の素麺にはない、イタリアンな雰囲気を加味しているのと同じね。

音楽も料理も、敢えてオリジナルをちょっと外れてみる。
この冒険心こそが、新しいものを生み出していくのかも知れないし、生きることの楽しさをも与えてくれるのだろう。

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