これは、宇多田ヒカル自身が、
「鍋にもカレーにも入れる」
ほどパクチーが好きだという、単にそれだけの理由で作ったとか。
冒頭のセリフに続く
「パク、パク、パクチー」
の呟きからしてちょっと不思議な雰囲気のある歌で、外国人ミュージシャンもカバーしている。
パクチー。ブーム真っ盛りの頃、一度だけデモを担当した(試食メニューはパクチー素麺)。
試食されたお客様の評価は真っ二つ。私自身は、けっこう気にいったけれどね。
ちなみに、最近JAの機関誌でも紹介され、味が日本人好みだと評判の岡山パクチーは、手探りで栽培をスタートして以来、年間を通して消費者に提供できる技術を確立するまで、実に7年かかったそうな。
以前、アメリカの女流作家マーガレット・ミッチェルが「風と共に去りぬ」の完成に10年費やした話を書いたが、こちらのパクチーも7年!
7年は長いよ。
何事も執念だね。執念と言うと、あまり良いイメージで語られないけれど、いや、どうして!
人生を生き抜くこと自体が、執念かも知れない。