人生、一寸先は闇〜がんから陽転思考を考える。

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一難去ってまた一難。

 

夫の大腸がん。幸いどこにも転移はしていなかったのだが、がんが出来た場所が場所(肛門近く)だけに、その至近距離にある前立腺を浸潤している可能性が高く、私も眼病でお世話になっている大学病院での精密検査を受けることとなった。


ふうむ、、、。
病気の治療って、ホンマ、チームプレイだわ、、、治療側と患者側がよく話し合って信頼関係を結び、その上に、より専門的な知識と技術を持つ第三者も取り込んで、ガッチリとスクラムを組み、やっとやっと出来るものだわ。


こんな時こそ陽転思考。マイナス条件をも、いやマイナスだからこそのメリットを見出し、ポジティブにとらえてプラスに変える思考法。


陽転と言っても、ある程度の年齢、具体的には還暦を過ぎる頃まで生きてきたなら、そんなに意識しなくても出来るんだけれどね、、、そう、もう大体わかっているもの。
人生、一寸先は闇だとね。しかも、そのことからは、誰しも逃れられないとね。


親戚や友人、知人、仕事仲間の中には、


ローン完了まであと数年のところで、近所からの火事のあおりをうけ、自宅が全焼した人もいる。


階段から落ちて腰の骨を折り、以後腰がまっすぐ伸びなくなった人もいる。


障がいを持つ子どものケアに日夜奮闘していたら、ご主人が彼女を作って家を出て行った人もいる。


会社社長のご主人の急死直後、実は莫大な借金があったと判明し、相続放棄の手続きをとることで借金問題は解決するも、当然ながらスカンピンになった人もいる。


苦楽を共にした配偶者と2人で老後をゆっくり過ごそうとした、まさにその時、病を得、後遺症で発病半年も経たずに両目の光を失った人もいる。


ブラック企業に酷使されたことが原因で心のバランスを崩して引きこもりとなった子どもさんが、回復しないまま中高年と呼ばれる年齢になってしまい、苦慮している人もいる。


まあ、大したことは起きずにつつがなく人生を送っている人もいることはいるだろうが、少ないのではないかな。


言えることは、どんな人にとっても時間は前へ進んでいくということ。だったら、失ったものより残ったものに目を向けた方が、それはよりスムーズに流れていくし、ここが大切なポイントなのだけれど、世の中、いろいろな人がいるから、そこも希望を捨てないでおきたいね。


あのフジコ・ヘミングも言っていたじゃない。
「ピアニストとして立とうとする私に意地悪なことをした人もいっぱいいたけれど、あなたの演奏で救われたと励ましてくれた人もいっぱいいたのよ」。


写真は、1番上の孫と1番下の孫。