ギョエーッとした食べものの一つに、餅にピーナッツバターを塗って食べるというのがある。
何年も前。カナダのメールフレンド、サンドラおばさんから
「私は日本の餅というものをぜひ食べてみたい。でも、こちらのスーパーでは売っていない。よかったら、航空便で送ってくれない?」
とメールがきた。
さっそく郵送。すぐに返事が来た。
「とってもおいしかったわ。ダーリンも娘も息子も孫も大喜び。焼いたお餅にジャムとピーナッツバターをたっぷり塗って頂いたのよ」。
ギョエーッと飛び上がった私。
「も、餅に、ジャムとピーナッツバターですって!」
だが、すぐに思い直したのだ。
餅は英語でricecake。米のケーキだ。
だとしたら、小麦粉で作ったパンケーキといかほどの差があろう?
パンケーキにジャムとピーナッツバターを添えて食べるのはあちらの通常の食事。
ならば、米のケーキもそうしたって、少しもおかしくない。
果たして。
ジャムはともかく、ピーナッツバターは、餅によく合う。
醤油との相性もぴったり。
意外な美味しさだ。
そう思えば、パスコのお米ロールもなかなかユニークな着眼だね。
あのパン。一時よくデモを担当したが、バター醤油で食べると本当にいける。