とうとうやってきましたきました、この商品の宣伝販売。
エバラがこの春先に出した、「お野菜シェイク」。
仲間うちでは
「販売が難しい」とささやかれている。
着眼点はとてもいいと思う。
透明ケースに、一口大に切った野菜を入れ、
添付されている調味料(「ポテトベーコン味」「カレー味」)をふりかけ、
四十回ほど軽くシェイクする。
マックのシャカシャカチキンの要領だ。
面白がる人は多い。
出来上がりは、お野菜のチップス版という感じ。
味はいい。
ロングセラー商品「黄金の味」を作ってきたエバラならではの「伝統」が
いきている。
野菜が苦手な子どもでも
これならパクパク食べられるだろう。
カロリーも低い。
問題は価格。
透明ケースと調味料が、それぞれ二個セットされていて、268円前後。
野菜は入っていない。
高いよねー、どう考えても。
「ケースと調味料だけに、一回あたり何で130円以上も使わなあかんねん」
少なからぬ数のお客さんにはっきり言われた。
「シェイクは、別に他の容器を使ってもええんやし。高過ぎるワ。
第一、今はエコの時代やがな。
こんな一回きりの使い捨て品は世に背いとる」
阪急高槻市前の某店でデモを実施した結果は、やはりの売上。
それでも、「ポテト&ベーコン味」は、純売上が二ケタ台に乗った。
この商品、今後、どうなるのだろう?
お客さんの中には
「100円以内なら、まあ、考えてもエエわ。
美味しいことは美味しいから」
とおっしゃる方が、けっこういるのだ。
「大急ぎで野菜をとりたい時、
野菜をちぎって、パッパッとケースに入れて、振る。
なんぼも時間はかからへん。
食べた後はケースをほかす(捨てる)だけやから、食器を洗う手間も省ける」
確かにね。
