高血圧対策

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(注)8月17日に書いた記事。

 

久方ぶりの内科検診(血圧)。


盆明けの影響か? かなり強い雨が降っている天候にもかかわらず、診療所の待合室は人だらけ。
コロナ第7波が猛威を振るっている昨今。問題ないんかいな、こんなに密集していて。


夫がセカンド・オピニオンを受けた結果、少しだけだが希望が見えてきたところで、ほったらかしにしていた自分の健康を振り返るゆとりが出来た。
高血圧対策。やはり、放っておいてはいけないわ。


今朝のラジオの某コーナー(歴史上の人物は現代の医学でとらえたら何の病で亡くなったか、を取り上げるコーナー)でも、言っていた。
上杉謙信の死因は、高血圧からくる脳溢血」
だと。


放送によると、上杉謙信は酒が大好きで、つまみにも味噌や塩魚など、極めて塩分が高い食材を選ぶ傾向があったらしい。
その毎日の食習慣が積もり積もって、、、と言うわけだ。


そうなんだよね。習慣なんだよね。
難病でなくても、例えばただの風邪や腹下しでも、病のほとんどは個人の日々の習慣がもたらした、カラダの「突然変異」だ。


夫のためにも、自分の健康にも留意していこう。


写真は、1番下の孫。この7月で3歳になった。

 

セカンド・オピニオン その2

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(注)8月16日に書いた記事。

 

セカンド・オピニオン。この単語を耳にしたのは、今から10年ほど前のことだったか。


当時、住んでいた地域で親しくなったご近所のご主人が、その朝たまたま夫と共にした散歩の雑談がてら、こう漏らしたそうな。
「俺、健康診断でひっかかってもうてな、、、心臓に異常があるらしい。やから、来月、心臓手術を受けるねん」。


帰ってきた夫は、ご主人の言葉を状況と共に伝えたのち、私に言った。
「心臓手術なんて、スゴいことやんか。俺なら、そう診断された病院以外の病院でも、検査を受けるけどなあ。もしかして、切らんでもエエかも知れんから」


私も心よりそう思った。


翌日に立った現場で、久方ぶりに会った仕事仲間に、昼休憩中、この話を振ったら、
「ウチの親戚にも食道がんを患った人がいて、最初に診てもろたところでは臓器を摘出せなあかんと言われた。でも、念のために診てもろた別の病院では、そんなんせんかて何とかなる、こう言われて」。


この、「念のため、別の病院でも診てもらう」行為をセカンドオピニオンと言うのだと、彼女との会話から知った。


がんをはじめ、重篤な病に罹患した場合は、カテゴリーにとらわれず多角的に情報を集めることが何より大切だと、心より感じる。


写真は、1番下の孫(3歳)。

 

You Gave Me a Mountain.

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(注)8月10日に書いた記事。

 

個人的に定めた「夏休み」に入って、1週間と少し経った。


元々8月は、2月と並び、仕事が少ない月。これはコロナ以前からの現象で、娘が大学生だったり、夫が事業でこしらえた借金の一部を私も背負ったり、親戚間で互いの子どもたちの結婚や出産が重なったり、要するにお金が切実に必要だった頃には本当に困った。10年ほど前まで、ほぼ毎年、この2つの月には仕事を振ってくれる派遣会社に「お仕事おねだりメール」をさかんに送っていたものだ。


幸いそんなこともしなくてよくなり、ほっとひと息ついていたら、今度は夫の罹病。
経過は順調とはいいがたく、今日セカンドオピニオンを受けた。


「You Gave Me a Mountain」という歌がある。アメリカのカントリー系シンガー・ソングライターマーティ・ロビンスの自作自演曲だが、日本では断トツでエルヴィス・プレスリーのカバー盤が知られている。

 


(大意)
砂漠の真ん中で生まれ、同時に母は死に、父には嫌われて育った。
今、私は監獄の中。
神よ、あなたはこれまで私に小高い山(hill)を下さり、その一つ一つを私は超えてきた。
でも、あなたは今度は高い山を下さった。
決して超えられない、高い山を。

 


10代から20代は恋愛に苦しみ、40代から50代は経済に苦しみ、何とか超えて、しばらくしたら病。
一定以上の人生体験をしてきた方なら、身に染みる歌詞だと思う。


写真は、その晩年のプレスリー(Public Domain. 横にいるのは、当時のアメリカ大統領、ニクソンプレスリーが「You Gave Me a Mountain」を歌ったのは、彼の晩年期だった)。

セカンド・オピニオン

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(注)8月13日に書いた記事。

 

8月9日。進行性大腸がんを患っている夫は、某診療所でセカンド・オピニオンを受けた。


少しだけだが、希望が見えてきた。セカンド・オピニオンは保険が効かないなどのデメリットもあるが、重篤な病や手術の場合、やはり情報は多角的な方がいいと、心より感じた。


がん治療の三大要素、「手術」「抗がん剤」「化学治療」のすべてを拒否し、自然治癒法に賭けた夫。
それを認め、サポートした私だったけれど、、、。


ある時から、苛立ちを覚えるようになったのね。
「夫婦共々、ここまで一生懸命に(治療を)やっている。なのに、一向に良くならないどころか、むしろ緩やかに弱ってくるのは、なぜ?」。


「3」は、何事においても意味のある数字。節目の数字であり、けじめの数字でもある。つまり、3ヶ月経っても、効果の端っこすら見受けられないのは、問題だと思うのだ。


そこで、夫にセカンド・オピニオンを推奨した。


「あの病院では切らないといけないと言われた。しかし、別の病院では、(切らなくて)別の方法もあるよと、診断される可能性もあるんじゃない? 患者の立場から、もっともっと情報を集めようよ!」


セカンドオピニオンを受けた結果は、多分プラスだろう。
次回、詳しく説明する。


写真は、沖縄の水族館を訪れた娘と孫たち。

暑い時に熱いものをデモした結果は?

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先だって、店内における過剰冷房について記事を書いていて、思い出した。
数年前の7月末に実施した、湖北地方(滋賀県北部)にある大型スーパーでの生ラーメンのデモンストレーションのこと。


派遣会社の話では、デモ実施メニューは冷やし中華のはずだった。それなのに、現場である店舗に着いてみれば、売場には通常のラーメンが山積み。肝心の冷やし中華はその隅っこに追いやられている。
私が、
「試食は冷やし中華でと聞いているんですけどねえ」
と、派遣会社が送ってきた指示書を見せながら、その店の部門担当者に言うと
「ん? そうなん? でも、本部からは生ラーメンでと、昨日も電話があったで」。


ははーん。メーカーから店へ商品が流れるルートのどこかで連絡ミスが生じて、こうなったのね。よくあることだ。


ともあれ、目の前にあるのは、多量の生ラーメン。店側としては、スペースの面からも、これをさばいて欲しいわなあ。


と言うわけで、冬は雪国のイメージが強い湖北ですら茹で上がってしまうように暑い中、冷やし中華の予定を変えて生ラーメンのデモがスタートした。


「こんな日に熱いラーメンなんて。そもそも試食してくれるかどうかも大いに疑問だ」
 大いなる不安を抱えてデモ場所に立った私だが、あらあら、いざデモが始まってみると、どんどん無くなっていく、、、ラーメンを入れた試食カップが。
「買い物をしているうちに、(店内冷房で)寒なってきた。やから、あったかいものは嬉しいワ」
の言葉に代表される声と共に。


その声が、試食しているうちに
「ずっと冷房した中にいると身体によくない。温かいものも食べて、内臓をいたわらな」
「そうそう! 冷え過ぎると胃腸の働きがおかしくなるし、代謝が悪くなって肥えやすくもなるんやな」
「暑いからこそ熱いものを食べて汗をかくのも、ま、健康に悪いものでもないわなあ」
などのお客さん個人個人の「感想」となり、やがて共鳴しあってオピニオンとなり、売上に結びついていく。
販売結果は完売だった。


プラス、個人的には、極めて単純な、それゆえに「外せない」要素が作用したと思っている。


すなわち、、、うどんもそうだが、ラーメンは温かい方が美味しいのだよ。
冷やし中華も悪くないが、やはりラーメンは、立ち上るスープの風味と共に堪能するものだよ。


写真は、山形県のご当地ラーメン、米沢ラーメン。

店内過剰冷房症候群〜真夏にカイロ その2

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私が、「店内過剰冷房症候群」(個人で勝手につけた)の洗礼を受けたのは、デモンストレーター業に就いて5ヶ月ほど経った頃。とあるメーカーの乳製品を宣伝販売するため、京都府にあった某中型スーパーに赴いた時のことだ。


デモ担当商品の特性もあるが、とにかくひんやりし過ぎる現場。仕事を始めて1時間もしないうちに、鳥肌がたち、指先は痺れて、鼻水まで出てきた。
「あんた、やばいで。これ使って、カラダ温めや」
たまたま当日、たれの宣伝販売で同じ店に来ていた他社のベテラン・デモンストレーターが、持参のカイロを1枚わけてくれた。
「店やデモ場所によっては、真夏でも異様に寒いところがあるよってになあ。ウチは、この仕事長いし、ここも初めてではないから、知ってたんやけど」
彼女の言葉に含まれた真意を、その後、幾度となく私は自らの肉体て体感することにより、知ることとなる。


過剰冷房に悩まされているのは、デモンストレーターばかりではない。
店のチェッカー(レジ係)もそうだ。


くだんの中型スーパーのチェッカーの1人(私にカイロをくれたベテラン・デモンストレーターと懇意らしく、昼休憩時、私たちと一緒のテーブルに座った)は語った。


「チェッカーは、基本、レジ機のそばにいないといけない。つまり動きませんから、冷気がモロこたえます。夏でも冬用制服の上着を羽織る人もいるし、分厚い素材のハイソックスはほぼ全員がはいています」
さらに、タイツを着用したり、腰回りにカイロを貼る人もいるとか。
「私も夏用の薄い腹巻をおなかに付けていますよ。おなかが冷えるとトイレが近くなりますもん」
ここで彼女は、チェッカーの制服はスカートですしね、と呟くように言った。


ふうむ、、、。
生鮮を扱う業種柄、店内冷房は欠かせないが、それは時としてそこで働く者に辛い思いをさせるケースもある。
そこいらのところも考慮した上で、店は営業されているのかしらん。


ともあれ、「カーディガンなどの防寒用の上着とカイロは年がら年中所持しておく」ことは、デモンストレーターとしての必須事項なのだ。


写真は真ん中の孫。
沖縄旅行で、パイナップル入りソーダのかき氷を食べているところ。

「真夏にカイロですって?」と驚かないで。

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昨日は奈良県にある大型スーパーの農産部門で推奨販売。


幸いなるかな。同店の店内冷房は適切で、1週間ほど前に立った兵庫県南部の現場での不快な体験(冷え過ぎによる腹痛)はしないですんだ。


あの時は、下腹が異様に動き出し、そのうち痛みを伴ってグルグルと音を出し始め、
「ややっ、これは!」
と危機を感じた時点で、当の下腹にカイロを貼ったから、何とかなった。


「ええっ、真夏にカイロなの?」
と、驚くあなた。


ハイ、常識を覆す真実がこれ。
「真夏にカイロは、店舗の、特に生鮮を扱う部門では珍しいことではないんですよ」。


ベテランのデモンストレーターほど、このことを知っているからこそ、年がら年中、主に貼るタイプのカイロを持ち歩く。


カイロメーカー、大喜び?


写真は、昨日の現場が入っているビルの某コーナーのディスプレイ。


「せめて見た目だけでも涼しさを味わって」
とのアピールか?