結婚指輪の行方は?

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緊急事態宣言の延長で、やはり(?)、我が6月の仕事はすべてキャンセルとなった。
ううむ、、、。
何、チグハグなことばかりしているんだろうな、政府は。
医療崩壊は寸前だし、国民は自粛につぐ自粛、協力につぐ協力で、疲弊し切っている。


ホンマ、金なり銀なり石なり、天然石のパワーにあやかりたいわ。


昨日、かつては肌身離さずつけていたヘマタイトのペンダントを、仕事中になくした(幸いその後見つかった)話をした。
疾病も含めた厄除けのお守りとしてつけていたのだが、自分の分身の一部になった感もあったものだから、紛失がわかった時はショックだった。


ところが、もっと大切な装身具を仕事中になくした同業者がいる。
結婚指輪である。


私たちデモンストレーターも含め、取引先など、外部の人間に対してひときわ厳しい(超上から目線)ことで有名な某小売チェーン。
ここの近畿地方の某店に鍋つゆの宣伝販売で訪れていたAさん(仮名。お見受けしたところ40代半ば)。試食調理室で材料を切っていたところ、巡回に来た店舗の衛生チェッカー(デモンストレーターたちを指導する役割も持つ)に、
「ここは、時計やアクセサリーは一切禁止。結婚指輪も駄目です。指と輪の間に雑菌がわく可能性がありますからね」
と注意され、はめていた結婚指輪を外して仕事を続行した。


昼休み近くとなった午後12時過ぎ。最初の試食提供が終わって試食調理室に帰ってきたAさんは、流し台横に設置してあった自分の「準備コーナー」で、悲鳴のような声をあげた。
「ないっ、ないっ、指輪がない」


何でも衛生チェッカーに注意された際、計量カップやらラップやらキッチンペーパーやらをまとめて立てて入れてあった箱にその指輪も入れたと言う。
ところが、そこになかったのだ。


ものがものだけに、試食調理室にいた他のデモンストレーターたちも探すのを手伝ったが、指輪はどこにも見当たらない。
「この部屋にあることは確かなんやから、きっと見つかるよ」
しょげているAさんに私たちは声をかけ、ほどなく始まった昼休憩をとろうと、食堂に向かった。


Aさんは、昼食を取らず、そのまま探し続けた。
這いつくばるようにして隅々まで目を光らせたものの、指輪は依然として行方不明。
「もしかして、排水溝に流れてしまったのかな、、、。ともあれ、家に帰ったら主人に謝って、これからどうするか話し合うワ。一応、店の警備の人に届けは出して置くけれど」。


そうだね。
それに、指輪が無くなったからって、それで2人の仲がどうこうと言うものではないし、、、思い出は詰まっていてもね。
事実、友人の1人は子どもを産むたびに指輪がきつくなってきてついに抜けなくなり、店で切断してもらったのを機会にご主人の分も合わせて売却(ご主人も、指輪をするのは面倒と、ずっと放っていたとか)した後も仲良く暮らしているよ。


ちなみに。
衛生面の理由で、仕事中は結婚指輪不可の店も、確かにある。
とは言え、手袋をつけて作業したら、問題はないのでは?
いや、やはりNGなのだろうか?


写真は、翡翠のペンダント。
翡翠は安らかな眠りをもたしてくれると言う。
不眠の人には最適?