人生の目標を持つ人は強い〜小さな日々の目標から。

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(注)9月7日に書いた記事。

 

予期せぬ出来事から視力や聴力を失ったり身体のどこかに障がいを抱えてしまったことで、いわゆる通常の日常生活が困難となるも、周囲のサポートと自身の発想転換、および創意工夫により、「山」を超えた人はいる。
そういう人は、マスコミ関連のインタビューに、決まってこんな趣旨の回答をしている。


「物事をどう捉えるかで、人生は変わる。同時に、何がおこるかわからないから、誰しも備えはしておかないといけないのではないか」。


なるほどね、、、。


なお、ここでの「備え」とは、金銭的な事柄もさることながら、それ以上に精神的な事柄が占める割合が大きいと、私自身は解釈している。
すなわち、生きがいというかライフワークというか、いわゆる人生の目標を見つけておくのだ。


実際、目標を持つ人は強い。かつて、進行性の病の一つ、ALSに罹患しながらも日々イキイキと過ごしている人の話をネットニュースで読んだことがあるが、記事によると、この方には文筆家としてどうしても書いておきたいテーマがあり、寸分の時も惜しんでそのことに取り組んでいるとか。


もっとも、
「人生の目標なんてそんな大それたこと、そう簡単には見つからないよ」
とおっしゃる人も多いのでは?
では、人生を区切って年単位で、いや、月単位、週単位、果ては最小の1日単位の目標を見つけるのは?
「あ、それなら出来る」
こんな人が大半だろう。


「不用品が溜まっていた押入れを整理する」
「一手間かけ、最初からきちんと出汁をとる」
「資格試験のため新しい語句を10個覚える」
最小単位だから、これくらいの目標でいい。


1日単位の目標を積み重ね、週単位の目標につなげていく。


「家の一階のこことここをきれいにする」
「和食料理の◯と△と◇を作ってみる」
「資格勉強を⭐︎章まで進める」


これをさらに月単位に、年単位につなげていく過程で人生の目標は少しずつ見えてくるだろうし、その過程で物事の捉え方に柔軟性も出てきて、陽転思考も容易になるだろう。


陽転思考が出来ると、生きることそのものを楽しめるようになるから、自分も周りも前向きになるね。
少し前の記事でも紹介した、老後の入り口で光を失った人も、目が見えなくなったからって大好きな登山をやめなくていいんだとわかってからは、健常者の登山仲間のサポートを得てバンバン登っているよ。
人生、晴の日ばかりではないけれど、雨も雪もいつまでも降り続けることはない。


写真は1番下の孫。