日本人でよかった

 今日は仕事。大阪の交野市に行く。
 担当は、エバラの浅漬けのもと。
 セロリの浅漬け。

 昨日、レシピ通りに作ってみたけれど、少し塩分がきつい気がする。
 それと、やはり、どこか人工的な味。

 浅漬けなんて、こんなもとなど使わなくても、新鮮な野菜と良質な塩さえあれば、簡単に出来る
のになあ、と個人的には思う。
 これからの季節、菜の花も美味しいね。

 やや、話は飛ぶ。

 一昨日は、学生でもある仕事仲間が貸してくれたアメリカのヘヴィメタルバンドのCDを聴いて、
最初の一曲でフラフラになった。
 エネルギーを吸い取られた、と言うか、魂を抜かれた感じ。
 年齢のせいもあるけれど(加齢と共にハードな曲はずんずん聴けなくなってきている)、やっぱ、
食物や生活習慣、ものの考え方も含めた、国民性の違いだわ。

 あの疾走感。攻撃的にして扇情的な押せ押せパワー。
 毎日ぞうりのように分厚いステーキを食べ、どんなハプニングに出くわしても
「これはこういうことになっているのさ」
 とカラリと気分を変え、他人を押しのけてでも、前へ前へつき進む。
 そういう民族の「音」だ、あれは。
 菜っ葉の浅漬けなどを食べる民のものじゃない。

 良いとか悪いとかの問題ではなく、音の、パワーの、タイプが違うと思う。
 日本は、やはり、草食系よ。

 日本人でよかった。
 炊きたてのふわふわご飯に、あつあつのお味噌汁、野菜の旨味じんわりのお漬物。
 うん、いいね。