「風と共に去りぬ」を再観して考えた。

f:id:ellenyannyan:20220613130513j:image

(注)6月8日に書いた記事。

 

気持ちの上では楽でない日が続いているせいか、連続仕事が終わった日曜日の夜は、身体は疲れているのに寝付けず、偶然YouTubeで見つけた不朽の名画「風と共に去りぬ」の映画を観ていた。

 

同名の原作は、中学校1年生の夏休みに一晩で読了(首都圏の大学に在学していた姉の下宿先に遊びに行ったところ、この本が置いてあり、夫婦間のことなどわからない点は無視し、とにかく先へ先へと読み進めた。主人公スカーレット・オハラを始め、個性豊かな登場人物が織りなす起伏に富んだストーリーはまことに面白く、夢中になってページをめくった)。
映画は大学に入ってからTVで。

つまり、半半世紀以上経っての再観なのだ。


観ていて、以前から好きだったメラニーにますます惹かれた。典型的なサザンベルの彼女は、天使のように寛容で純粋で、しかも愛する者のためなら自己犠牲も厭わない。
それは、
「神様、私は絶対に負けません。人を殺してでも生きていきます」
と、戦禍で荒地となった実家の綿花畑の中で天を仰ぎながら誓うことからもうかがえるように、生の本能のままガムシャラに突き進むスカーレットとはまた別の意味での「強さ」だ。


また、最終的にはスカーレットと結婚したレット。
いい旦那さんじゃありませんか。行動力に加えて包容力もあり、時折り女性の心を掴む繊細な面ものぞかせる。
にもかかわらず、妻となったスカーレットにあんな態度を示され続けたら、そりゃ出て行きたくもなりますわな。


いろいろなことを考えさせられた一夜。
同時にあらためて感じた。
あくまで架空のキャラクターではあるが、それを承知の上でも、スカーレット・オハラにしろレット・バトラーにしろ、島国の日本からは絶対に誕生しないタイプだと。


写真は映画「風と共に去りぬ」のアメリカ公開時の宣伝ポスター(public domain)。
スカーレットを演じたヴィヴィアン・リーは主役であるにもかかわらずこの映画に出演した頃はまだ役者としてのキャリアが浅かったことから、クレジットは4番目になっている。

スカスカでユルユルのレシピは困る。

(注)6月6日に書いた記事。

 

試食があった頃、我々デモンストレーターにとって困ったことの1つに、材料、主に調味料などの分量を、「カップ◯杯」だとか「□□大さじ半」だとかの具体的な数値でなく、「適当に」だの「気持ちだけ」だの、曖昧な語句を多用したレシピをよこすクライアントがいたことがある。つまり、現場に立つ者に味付けを丸投げしているのだ。

 


これと同じことを、マクロビやヴィーガンをはじめとした自然食を扱う料理家に感じることがある。

ああいう方は、おおむね、料理は得意というか、自分の舌に大いなる自信を持っておられる?

レシピを拝見すると、やはり、通常料理のそれに比べ、スカスカでユルユルのものが多いのよ。

 


世の中、料理が得意な人オンリーではない。

同じく、自分の舌に自信があるタイプばかりでもない。

 


しかも!

自然食料理を試す人の中には、重篤な病を患う家族のケアを担う人もおり、そのための時間と労力に配慮する意味合いからも、なるべく「効率的に」治療食を作りたい人もいる。

 


そこいらの点も考慮して欲しいと願う。

家族の食事療法〜自分もそれに合わせる?

(注)6月6日に書いた記事。

 

4月5日に夫が進行性大腸がんであることを告示されて、今日で2ヶ月。療養生活の一環として厳しい食事管理が要求されることは、これまで幾度となく繰り返して述べてきた。


家計の都合もあり、それに付き合ってきた私。もともとネオベジタリアンな食生活を送っていた背景もあってか、さほど苦痛には感じないのだが、それでも時折り「夫には禁止されているけれど私自身は好きなもの」が無性に食べたくなる。


数日前、冷蔵庫に少し残っていた李錦記を前に、閃いた。
「焼豚と水菜がある。これを具材に、自分用にパスタを作ろう。李錦記の風味をもう一度味わいたい」。


さっそく実践。
「おいし〜い!!!」
口に運ぶたびに、心でそう叫び、元気が出てきた。


ネット上の某サイトには書いてある。
「家族に、塩分や糖分、油分制限などの食事療法が必要な人がいたら、その人の食事内容に合わせましょう。それ(食事療法)は、栄養的には健康によいものがほとんどですから」。


ううむ。理論の上ではそうなんだろうけれど???

 

性格は変えられなくても、行動は変えられる。

昨日、ブログを書きながら、あらためて思った。
「整理整頓を基本とする某ノウハウものが、特に中高年女性にこんなに受け入れられたのは、主宰者が、片付けられないあなたは悪くない、と一貫して言い続けているかも知れないな」
と。


私もこの主宰者の入門DVDを取り寄せ、それだけは熱心に観て(つまり入門の段階で辞めたわけ)、大いに慰められたものだ。
「片付けられないのは、単にモノが多過ぎるから。または、過去に執着したり未来に不安を抱いたりして思考の流れに障害が生じ、物事の優先順位が決められなくなっているから。あなたが悪いんじゃないのよ。まして、片付けられないダメな女である私と卑下する必要なんかない」。


私も含め、掃除や整理整頓など、スペースや空間を快適に保つことが苦手な女性は多い。そして、そういう女性の大半が
「女のくせに、、、」
と、女性性、ひどい時には人格を否定されるに等しい言葉を投げかけられたり、仕打を受けた体験を持つ。
そんな女性にとって、あなたは悪くないと言ってくれる主宰者は、ああ、救世主以外の何者でもないわ。


性格は変わりませんって。特にADHDの傾向を持つ私は、今後もきれい好きで几帳面な夫と些細なことで揉めることがあるだろう。


なお!
ADHD傾向は持ちつつも、同時にコツコツと1つのことに取り組み突き詰めていく作業も嫌いではない私は、
実は理科実験や収集した資料分析も好き。このキャラを活かした生活術を自分なりに考案しているのだけれど、実践上の完成度はまだまだ。あと数年はかかる?


完成したら、性格は変わらずとも行動は変えられることの証明になるだろう。

 

きれい好きから逃げる。

(注)5月31日に書いた記事。

 

某、配偶者が重篤な病を患った体験を持つ人から、メールをもらった。


「(罹患した人から)当たられたら同じ土俵にあがらず、仕事なり趣味なりに逃げましょう」
と。


ううむ、、、。


夫と揉めるのは、いつも、掃除や整理整頓。几帳面できれい好きだから、もうイライラするみたいで、時に怒鳴る。
今後、身体の自由がきかなくなったら、それ、進むだろうな、、、我が実母みたいに。


実母。きれい好きはいいんだが、晩年はそれが顕著になり、ヘルパーの掃除の仕方がどうのと、クレームばかり言っていたらしい(実姉に実母が亡くなった後に聞いた)。
これ、奇しくも、夫の母(=姑)と同じよ。


とにかく、イザとなったら逃げます。
私は、掃除や整理整頓が苦手な、だらしない、ズボラ主婦ながら、長所もあるサ。


天職である試食販売の仕事、大切にしたい。

売上トップ。

f:id:ellenyannyan:20220601192954j:image

 

(注)5月31日に書いた記事。

 

先々週の5月21日と22日に続き、先週末の28日と29日も、再び舞鶴の某店で同じ商品をデモ。

その時、店の部門責任者から、先々週の担当商品売上がそのチェーンでトップだったことを知らされた。

 


驚いた。そこは本社(本店)やその他の大型店よりずっと小粒なローカル店。商圏人口も多くない。

それなのに、、、。

 


嬉しいな。現在、精神的には弱っているから、こんな話を聞くと素直に元気になる。

 


写真は、舞鶴駅前にて。

トノサマガエルが絶滅するということは

f:id:ellenyannyan:20220601192141j:image

(注'5月31日の記事。

 

5月28日と29日。仕事でまたもや舞鶴へ。


途中駅の綾部で特急電車から普通電車に乗り換え、窓枠を流れる、昔ながらの農村風景(舗装していない地道やセメントで固めていない水路など)を眺めながら、ふと想った、、、こういうところには、まだトノサマガエルもいるだろうなあと。


「トノサマガエルが絶滅の危機に瀕していると言うけれど、時代さ。あんなの、いなくても、別に(人間に)困ることないじゃん」
と、おっしゃる人もいるかも知れない。
そんな方、ようく考えて。
トノサマガエルが絶滅するということは、遠からず他のカエルやイモリその他の両生類もその道をたどる危険にさらされることであり、カエルを食料としてきたサギやヘビにも影響を与えることでもある。


反対に、カエルが餌としていた田畑の昆虫は天敵がいなくなるのだから、異常発生する。
ね、わかるでしょ。生態系のバランスが崩れるのよ。引いては、我々の食糧にも関係してくるのよ。


もっと単純な例では、皆さん、あの可愛らしいオタマジャクシが見られなくなる。


トノサマガエルに限らず、絶滅しかかっている生物の保護に、人間はもっと真剣にならないといけないのではないかと感じる。


写真は、オタマジャクシ(Wikipediaより)。