エンターテイメント

プロの販売員とは、お客さんの共感を呼び起こすことが出来る人。

昨日の投稿で、21世紀以前、すなわち20世紀までの映画は全般に骨太というか基本がしっかりしており、それゆえ作り手も良くも悪くもプロなのだ、と書いた。 これを、私たちデモンストレーターの仕事にあてはめて考えると、こうなる。 その前に、「良くも悪く…

ガメラ3 邪神イリス覚醒

アメリカのメールフレンド、ジムの強い薦めで観、それまで偏見を抱いていた怪獣映画を見直すきっかけとなった、我が映画鑑賞史の上で記念碑的な位置をしめる本作。 ツタヤのネットレンタルに予約して、待たされること一年。やっと観ることが出来た。 1999年…

幸せになるための27のドレス

本国アメリカでは「ブリジット・ジョーンズの日記」以上のヒットを記録した、 「幸せになるための27のドレス」。 久々に平均点以上のラブコメディに巡り会い、満足度は100%。 子どもの頃、従姉妹の結婚式の華やかさに感銘を受けて以来、 「いつかは自分もあ…

ゴジラの逆襲

女性でゴジラファンは珍しいと言う。 私も以前は大嫌いだった。 まずは、あのルックス。 トカゲだか恐竜だか知らないけれど、全身ゴツゴツしていて、背中にヒレまで つけて、グロテスクそのもの。 ゴジラ以外の怪獣や自衛隊や警官とのバトルシーンも眉をひそ…

傷だらけの挽歌

三十数年前だったか。行きつけの古本屋で偶然に手にした「ミス・ブランデッシの蘭」。これが、イギリスのハードボイルド作家ジェイムス・ハドリー・チェイスのデビュー作で、当時の世間に大衝撃を与えた問題作であったことは、本編を一気に読み終えた後、翻…

獄門島

「たたりじゃー」 のセリフと共に、松本清張を元祖とする社会派推理小説に押されて「古くさい」 と文壇から忘れ去られつつあった横溝正史が再び脚光を浴びたのは、私が大学生の頃であったか。 これは、正直、映画の影響、狭義的には、一連の横溝作品を映像化…

拝啓天皇陛下様

寅年の今年、昭和の良き時代を象徴する映画の一つである「寅さんシリーズ」 が、再び注目されていると言う。 寅さんと共に歳を重ねた世代にはもちろん、寅さんを演じた渥美清の生存中 をほとんど知らない十代後半から二十代前半の若者にも。 傍若無人で、独…

駅(STATION)

昨日は九州南部でも交通に差し障りが出るほどの雪が降ったと言う。 一夜明けた今日。積雪は全国に広がったもよう。 寒気が骨肉に染み入る。 ストーブやこたつから離れられない人も多いのではないか。 こんな日は、無理に動き回らず最低限のことだけやって、…

大阪ハムレット

こういう映画を観ると、生きることが、ある意味とても楽しくなる。 不況がなんだ! リストラがなんだ! 貧乏がなんだ! 人の噂がなんだ! 失恋がなんだ! ついでに、 世間一般にはびこる「常識」ちゅうもんがなんだ! 要は幸せやったらええねん! 自分も周りの人た…

逃亡者

私と同世代であれば、映画「スターウォーズ」に特別な思い入れを抱いている 人は、多いのではないか。 本当に、あれは、当時の映画のありきたりな観念をくつがえしてしまうくらい に、スゴい映画だった。 そのスゴい映画にハン・ソロという重要な役割で出演…

小さなスナック

映画のタイトルにもなっているこの歌がヒットした時、私は小学校五年生の時だったか。 歌っていたのは、四人組のバンド、パープルシャドゥズ。 GS(グループサウンズ)全盛期だった当時。美少年のジュリー(沢田研二)を看板にしたタイガースのよ うな華やかさも…